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#21 引き継がれるもの

「うちらしくて面白いと思う。新しい21番をつくってほしい」

21番は投手の番号だった。現在21番を背負っているのは、ご存知の通り清宮幸太郎選手。その前の21番は、「武田久」投手でした。過去の21番を調べるとほとんどが投手がつけていた番号。この二人は1度だけ顔を合わせている。

2017年のドラフトを沸かせた、清宮選手が初めて札幌ドーム、ファイターズファンの前に姿を現したのが2017年のファンフェスティバル。その時、武田久さんは引退を表明していたが、その後についてご自身からファンへ伝える場として札幌ドームに来ていた。そこには、武田久さんのご家族もいたそうです。二人があったのはその時、一瞬の挨拶程度だったようですが「21」という番号で繋がっている二人には、きっと二人にしかわからない空気感などもあったんじゃないかと勝手にですが想像します。

2019年、さらに引き継がれたもの

久さんは、ファイターズ退団後は日本通運へ投手兼コーチとして古巣に復帰。その中で、久さんの想いを引き継いだのが、2018年のドラフトにてファイターズに入団した「生田目翼」投手。日本通運かドラフト3位。そう、久さんの教え子とも言える選手の加入。指名を受けての会見でも久さんも同席されて、本当に嬉しそうなお顔をされていたのが印象的でした。

あの武田久さんの野球への情熱や活躍はきっと21という番号と教え子への想いでこれからもファイターズで生き続けるんだと思います。


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