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#120 学校給食費の公会計化と無償化

新年度が始まって、最近の物価上昇を受けて給食費が値上げになっていたり、公会計化を導入しますといった通知が来たりしているご家庭も多いと思います。「公会計化」って一般のご家庭からするとなんのこっちゃ?って思われる内容であり、しかし導入すると結構な予算化を伴うシステムなんですよね。それに加えて子育て支援として、「給食費無償化」を実施する自治体も増加傾向にあります。

私は、それぞれの自治体が政策判断として、公会計化も無償化も住民の皆さんが納得すればいい話であって、どっちがいいとか悪いとかのおはなしをするつもりはありません。しかしながら、重要な政策でもあるので、どういった仕組みになっているのかは、知っていただく必要があると思っていますので、これから数回に分けて、この仕組みがどうなっているのが、どんなメリット・デメリットがあるのかを、解説していきたいと思います。


学校給食費とは?

以前、簡単にnoteで触れています。学校給食費は、学校給食法 第11条第1項(経費の負担)により、保護者の負担とされています。給食事業の運営費(施設整備、人件費、維持管理費)は自治体の負担で、給食の材料費は保護者負担です。

学校給食費を無償化にするための予算ってどれくらい?

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