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「本音」や「直感」を信じて就活したら、5年後にとてもいきいきと働けていた話。

みなさん、「本音」で就活していますか。


意思決定の際、「直感」を大切にできていますか。


唐突にこういう話をすると「なにかスピリチュアルな話なのかな…?」と誤解されそうなので、ここまでにしておきます。笑

【はじめに】このnoteについて

このnoteは、「こうすれば内定が獲れる!就活で成功できる!!」というような、ギラギラした内容ではありません。

「そこそこ真面目で平凡な学生が、"本音"と"直感"を信じて就活してみたらどうなったか?」という、とても個人的でちっぽけなドキュメンタリーです。

そのことをご理解いただき、読み進めていただけたらと思います。

自己紹介

はじめまして。宮島 健太郎(みやじま けんたろう)と申します。

20210514_【intee】23卒サービス説明資料_v6_「質問しよう」スライド追加のコピー

現在、株式会社Hajimari(はじまり)で、スキルアップ型ファーストキャリア支援サービス「intee」の運営をしています。

これまでの経歴は以下の通りです。

◆1社目:株式会社クラウドワークス
→企業・個人間の「お仕事マッチングサービス」を運営するITベンチャー

◆2社目:メディアエンジン株式会社
→Webメディアを次々と立ち上げるITベンチャー

◆3社目:株式会社Hajimari
→「自立した人材を増やす」ことをビジョンに掲げる人材ベンチャー

このnoteを書いている2021年5月現在は、Hajimariに入社して1ヶ月が経過し、とても充実した毎日を送っています。

もちろん大変なことも多いのですが、不思議なことに、仕事に対する愚痴の類が一切出てきません。

それくらい、いきいきと気持ちよく働けている自覚があります。

どんな就活生だったか

「ベンチャー3社目」という経歴だけを切り取ると、こういった印象を持たれるかもしれません。

①学生団体とか長期インターンとかバリバリやってたんでしょ?
②やりたいことが明確にあって、就活も早々に終えたんでしょ?
③将来は起業とか目指してるんでしょ?

残念ながら、僕はそんな人間ではなく…。

・学生団体や長期インターンなどの経験なし
・時期が来たからとりあえず就活を始めたが、「やりたいこと」も「将来の理想像」もなし
・なんとなく「大企業に行きたい」と思っている

そんな、どこにでもいる就活生でした。

そんな僕の運命を変えてくれたのは、就活中に起こった3つの出来事です。

【前提】当時の就活スケジュール

いわゆる「16卒」世代だった僕は、次のようなスケジュールで就活をしていました。

'14年6月:就活開始
'14年7月:サマーインターンの選考
'14年8〜9月:サマーインターンに参加、転機①
'14年10〜'15年1月:自己分析、企業研究、本選考対策
'15年2月:ウィンターインターンに参加
'15年3月〜4月前半:ES提出や面接が増え始める、転機②
'15年4月後半:ES提出のピーク、転機③
'15年5月:面接のピーク
'15年6月:第一志望企業の内定承諾、就活終了

上記を頭の片隅に置きながら、ここからの内容を読んでいただければと思います。

【転機①】とある経営者の一言

初めの転機は、宮城県仙台市にある某ベンチャー企業(以下、R社)のサマーインターンに参加したことでした。

ちなみに、その企業のことは全く知らなかったのですが、当時僕は仙台市の大学に通っていたので、「近所にある企業だし参加しておこう」というとても軽いノリでインターンに参加したのでした。すみません。笑

1Dayのインターンだったのですが、当日司会を担当していた人事の方(以下、Kさん)と趣味の話題で意気投合し、後日個別で就活相談に乗ってもらうことになりました。

再度オフィスを訪問し、Kさんと話していたところ、偶然R社の社長(以下、Oさん)が通りがかり、少しだけ相談に付き合ってくれました。

その時のOさんの言葉を、僕は今でも忘れることができません。

「宮島くんって、つまらない人間だね。」

…は?

急に何を言い出すんだ、この方は。

当時の自分にはあまりにも衝撃的で、その後の会話は正確に覚えていませんが、確か次のようなことを言われたと記憶しています。

・これまでの人生、そこそこ真面目にやってきて、いい高校・大学に行って、これから大企業に行くのは、社会に敷かれたレールに沿って生きることにならない?それでいいの?
・これまで大きく殻を破った経験をしてきていないよね?それで満足
・人生は一度きりのものだから、「自分がどういう状況で死を迎えたいか」を明確にしないでファーストキャリアを選択すると後悔するよ?

やりたいことも明確になく、就活やこれからの人生に対して本気で向き合えていなかった僕は、このときから「何のために生きるのか」「何のために働くのか」を真剣に考えるようになりました。

【転機②】とある大企業の採用担当者からの電話

2つ目の転機は、某大企業の選考中、採用担当の方からいただいた電話での一言でした。

その企業は、大企業の中では早期に選考を開始しており、'15年4月頭の時点で3次面接まで進んでいました。

そして、待ちに待った3次面接の結果を伝える電話で、こんなことを言われました。

「先日の3次面接、通過です。おめでとうございます!次が最終面接ですが、『受けたいな』と思ったらご連絡ください!

…は?

いやいやいやいや、最終面接の日程調整は?

当時の自分は、就活を「学生が企業に選ばれる営み」だと捉えていたため、選考ステータスや日程調整は「企業の都合に合わせて決まる」ものだと考えていました。

しかし、実際はそうではなかった。こちらも「企業を選ぶ側」だったのです。

この電話以来、「様々な選択肢がある中で、自分は本当にこの企業を選びたいのか」を常に自問自答するようになりました。

【転機③】とある企業のES作成中に感じた強い違和感

2つ目の転機があった、約2週間後。まもなく5月に入ろうとするところで、ES(エントリーシート)提出のピークに追われていました。

これまでの自己分析のメモと、企業研究のメモを読み返し、志望動機や自己PRを考え、言語化する。ポイントを絞って構成を作り、肉付けし、何度も読み返しながら余計な部分を削って形にする。

悩みながらも、4月末までに提出するESを着々と書き上げていったのですが、ふとこんなことが頭をよぎりました。

「あれ?今自分が書いている志望動機って、本当に自分の言葉なのか?

改めて、作成したESを読み返してみたところ、そこにあったのは「世間一般が言う理想の社会人像」や、説明会やOB訪問で聞いた「他人の言葉」でした。

このことに強烈な違和感を覚えた僕は、一つの決意をしました。

「本音ベースでES作成や面接に臨めない企業に行っても、幸せにはなれないかもしれない。いっそ、本音で向き合える企業だけを受けて、他は全て辞退しよう。

当時エントリーしていた企業は、大企業を中心に15社程度あったのですが、そこから「本音で『行きたい』と思えるか」を基準に絞り込んだところ、残ったのはたった4社のベンチャー企業だけ。

もともと大手志向だったこともあり、「怖い」と思う部分もありましたが、直感的に「この選択は正しい」と決め込んで、その後の就活を進めていきました。

自分の中で起こった3つの変化

これら3つの転機により、僕の中で起きた変化をまとめます。

【Before】
①就活の目的
・目的が曖昧、就活は「時期が来たからやるもの」
②就活のスタンス
「いい企業から選ばれればいいな」と考えていた
③就活のアクション
「なんとなくよさそう」と思った企業ばかり受けていた

【After】

①就活の目的
「今後の人生の方向性を決める活動」だと捉え直した
②就活のスタンス
「自分が働く意義を感じられそうな企業か」を見極めるようにした
③就活のアクション
心の底から「行きたい」と思える企業だけに絞って受けた

その後も紆余曲折はありましたが、無事第一志望の企業から内定をいただき、心から納得して就活を終えることができました。

「本音」や「直感」を大切にするための3つの習慣

ここからは、今就活中の方やこれから就活の方に向けて、なぜ僕が「本音」や「直感」を大切にできたかを振り返ってみます。どれも自然とやっていた習慣なのですが、ご参考になれば幸いです。

①学びだけでなく、感情もメモする

就活開始時から、セミナーや説明会など様々なイベントに参加していましたが、そのときに欠かさず行っていたのが、「学んだことだけでなく感じたこともメモする」ことでした。

例えば個別の企業説明会で、「この会社は面白そうだな」と思ったら、どうして面白いと感じたのかを言語化してメモする。逆に「つまらなそうだな」と思ったら、つまらないと感じた理由を言語化してメモする。

初めのうちは言語化に時間がかかりましたが、繰り返し実施することで自分の感情に敏感になり、直感的に「この会社は自分に合ってそうだから、もっと調べてみよう」と判断できるようになっていきました。

②とったメモをアプリにまとめ、定期的に振り返る

①でメモしたことは、後からメモアプリにまとめます。

ちなみに、僕は学生時代から今までずっと、「Evernote」というメモアプリを使っています。メモはクラウド上に保存できるのでPC・スマホを問わずいつでも記録・参照することができ、「ノートブック」という機能でカテゴリ別に整理できます。写真やPDF、音声ファイルなどもメモに添付できるので、公私ともに重宝しています。

一度手書きでとったメモをまとめ直すのは非効率に感じることもありましたが、学びや気付きを整理しておいたおかげで、後から参照しやすくなりました。

また、まとめたメモを定期的に振り返ることで、自分の価値観や志向性を理解でき、自己分析にも繋がりました。選考中も、説明会→1次面接→2次面接…と順を追って「自分の感じたことメモ」が溜まっていったので、ステータスが進むたびに、自分の考えをブラッシュアップできました。

③迷ったときの道標となる言葉を用意しておく

就活において一番危険なのは、自分の判断軸がブレてしまうことだと思います。

ただでさえ僕はもともと慎重な性格なので、いざというときにブレないよう、「迷ったときに読む言葉リスト」を作っておきました。

リストには合計30もの言葉があり、全部掲載すると長くなってしまうので、特に大切にしていた言葉を抜粋します。

・認識も、人生も、心がけ次第で変えられる。
・内定をもらった先を考える。
・社会貢献は前提。誰に対して、何を用いて、どのように貢献したいのか。
・失敗しても死ぬわけではない。
・自分を大切に。自分で選んだ道なら、後悔はないはず。

説明会に行くかどうか。エントリーするかどうか。選考を進めるかどうか。

どんなに小さなことでも、迷いそうになるたびにこのリストを見返し、意思決定を重ねたことが、結果につながっていったと考えています。

自分の内なる声に従ったからこそ、納得のいく道を歩める

今回は割愛しますが、社会に出てからも様々な転機があり、何度も道に迷いそうになりました。しかし、これまでのキャリアにおける意思決定に後悔はありません。

それは、自分の「本音」や「直感」を信じて、それらが発する内なる声に従ってきたからなのだと思います。

これから、キャリアへの第一歩を踏み出す就活生のみなさんには、ぜひ「本音」や「直感」を敏感に感じ取り、納得のいく道を歩んでいってほしい。

心からそう願っています。

とはいえ、きっかけをくれるのは人とのご縁

ここまで偉そうに持論を述べてきましたが、今の僕があるのは、これまでお世話になってきた方々のおかげです。

最初の転機となったOさんからの一言がなければ、僕は今頃社会に流されるままに働いていたでしょう。人事のKさんには、その後もたびたび就活相談に乗っていただき、背中を押していただきました。

また、大学にはベンチャー志望の友人が少なかったため、ここには書き出せないくらいに沢山の先輩方や社会人の方、エージェントの方に支えていただきながら、後悔なく就活を終えることができました。

社会人になってからも、苦しいときに自分を応援してくださる方が多くいらっしゃいます。本当にありがたいことです。

そのような方々への恩返しの意味でも、これからは自分が、一人でも多くの方に「後悔しないキャリアを歩むきっかけ」を提供していきたいです。

【おわりに】Hajimariとの出会いは「運命」だと思う

直近の転職活動中、Hajimariの選考を受けようと決めたのも、「本音」や「直感」による部分が大きかったです。

きっかけは、Hajimariのコーポレートサイトにある、代表取締役・木村さんの言葉でした。

Hajimariには「自分の選んだ道を正解にする為に、毎日夢中になって仕事をする」。そんなメンバーが集まっています。そんな価値観に共感頂ける方と、一緒に仕事ができれば嬉しいです。

※出典:MEMBER_Naoto-Kimura | 株式会社Hajimari(ハジマリ)

この「自分の選んだ道を正解にする」と同じ趣旨の言葉が、前述の「迷ったときに読む言葉リスト」の中にありました。

「選択自体はさほど重要でない。選択した後、いかにその選択を正解に近づけられるかが重要である。」

そのことに気づいたとき、即座に「この企業に行きたい!」と思いました。

また、このnoteを書くにあたり、ずっと書き溜めていた就活生の時代メモを見返していたのですが、もう一つ面白い発見がありました。

あまり大げさな言葉を使うことが好きではないのですが、Hajimariとの出会いはまさに「運命」だと思っています。

(こんな素敵な企業を紹介してくださったエージェントのSさんに、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました…!!)

まだまだ未熟なところばかりですが、ともに働くメンバーへの尊敬と感謝を忘れず、圧倒的な当事者意識を持って、家族に誇れるサービスづくりに邁進していく所存です。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

※このnoteを読んで、就活相談してみたい!という方がいれば下記よりお問い合わせください!

■intee登録ページ(僕がメンターを担当します!)
https://intee.jp/student/referer?introducer=3ISTXlEKuOjkmQPgjNlPJw%3D%3D

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