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これが地域の姿にならないかな。

”若者”と地域の高齢者、”核家族”と地域の高齢者、”子供”と地域の高齢者。

今、この構図は形骸化しています。

「あの爺さん、いつも怒ってばかりで、うるせーよなー(笑)」
「あの婆さん、”おかえり、おかえり”っていつもうるせーよなー(笑)」

僕はこの光景、素晴らしいと思います。

地域なんて、【鬱陶しい存在】なんです。

・絆
・つながり
・あたたかみ

なんてものは、地域を知らない、地域に触れたこともない人たちの描く”チャリティー番組的”理想に過ぎません。

地域のおばさん・おじさんなんて、いつも同じことを言っているし、自分の親以上に怒ってくるし、馴れ馴れしくてめんどくさいし。

でも、重要なのは、「(笑)」が付くかどうかなんです。

めんどくさいし、絡みたくないけど、「笑えている」状況なんです。

それが地域の姿だと思います。

地域なんて居心地のいいものではありません。
考えも知識量も家族環境も年齢も、全てが違う人間同士が自治しているんです。
究極に複雑な共同体です。

「地域の居心地の悪さ」をいかに”笑えるか”の方が大事なんです。

僕はそのために「スマホ教室」をやっていると言っても過言でありません。

高齢者からすると、
「スマホなんて難しいし、怖いし、めんどくさい(笑)」

若者からすると、
「なかなか覚えてくれないし、関係ない話するし、めんどくさい(笑)」

語尾に「(笑)」が付くことによって、まるっと地域になっている感じがしませんか?


と、御託を並べてもイマイチわからない人もいると思うので、実際の画を見ていただきましょう!

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ひと回り?ふた回り?くらいの歳の差。
多分親子くらい歳の離れた関係です。
スマホ教室をしていると、よく聞かれるのが、「(息子・娘が)教えてくれないのよ〜」
でも、ここでは、自分の子供と同じくらいの歳の離れた”先生”に教えてもらえます。

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こちらは女性同士で楽しんでいます。
若いママさんは、中々地域の”先輩ママ”との交流を持ちづらくなって来ている昨今。スマホで乗り換えの方法を教えながら、「この人は普段どんな生活をしているのか」「自分をあまり変わらないところも多いんだ」といろんなことに気づけます。

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「スマホなんて習っても使わない!」
と頑なだった70代女性。
ニュースアプリに夢中ですw
”嫌よ嫌よも好きのうち”
文句を言いながらも、いつも参加してくれます。
「また一緒にスマホの悪口を言い合いましょう!」

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会場の中では、パパと息子がiPadの練習。
あら?息子の方が使いこなせてる!?w
”おじいちゃん”・”おばあちゃん”と同じ空間で地域を感じながらテクノロジーに触れています。

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子育てがしやすい街として有名な「江戸川区」ですが、”子育て”だけではないかもしれませんよ。

「地域」をまた新しい形として生まれ変わらせ、誰もが懐かしく、誰もが新鮮に感じる「地域」が育まれつつあります。


<終わり>





シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。