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H30年西日本豪雨〜1年前の記憶〜①

平成最後の夏。
僕の地元を含む西日本の各地で豪雨による甚大な被害がもたらされました。
まず、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
また、一年は経ちましたが、明日からの1日1日に、今日よりも、少しでも平和が訪れますよにお祈り申し上げます。

謝罪

サムネイルの画像につきまして、お詫び申し上げます。
一年前、僕たち夫婦と地元の仲間数名で被災地を訪れました。
被災地の中心部に向かう車の中から、上記の写真を撮影しました。
しかし、僕の行動は被災地ボランティアとして看過すべき行動ではなかったのです。
まだ被災の傷跡が癒えるどころか、現実と向き合うことすら厳しい被災地にあって、どこから来たのかもわからない”赤の他人”に写真を撮影されることの精神的な負担は想像に難くありません。
僕は本当に無知でした。
被災地近くのボランティアセンターに到着し、諸注意の中で「むやみな撮影は禁止」と言われるまで、ほとんど認識が及んでいませんでした。

被災地の方々、中心となってボランティアをされている方々にお詫び申し上げます。
申し訳ありませんでした。

被災地の空

その上で、サムネイルとして(一部加工しております)使用した理由を書かせていただきます。

「なんてバカなことをしたんだろう」

撮影したことに後悔しながら、いくつかの写真を削除しました。
ただ、この写真を含めた複数枚は消せずにいました。

空があまりにも綺麗だったからです。

1週間前に、国内史上稀にみる大災害が起きたとは思えない。
澄んだ青空でした。
被災者の方々は巨大な現実に押しつぶされそうになり、僕たちを含めたボランティアの皆さんは目の前の作業に一生懸命でした。

みんな下を向いていました。

当然です。
こんな状況で「上を向けよ!」「上を向いていこう!」なんて言えません。

僕らだって、現場でリアルな現実を目の当たりにして、とても上を向けるような状況ではありませんでした。

だからこそ、この写真を残しておこう。と思いました。

「この青空から始まるんだ」

絶望的な現実から始まるのではなく。
僕たちを包み込む”壮大な大空”から始まるんです。

そう思いたかったのかもしれません。


この青から、僕と被災地の関係性が始まりました。


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<マガジンについて>
平成最後の夏に起きた「西日本豪雨」について、地元の声、被災地の声、ボランティアの声を書いていきます。サポートや一部有料記事購入のお金は、被災地への寄付・ボランティアの活動資金などに充てさせて頂きます。(手数料は僕が負担します)


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