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4年経つと帳尻が合ってくる〜#社会人1年目の私へ〜

こんな企画が流れてきたので、

①春だし、いいタイミングだし、振り返ってみるか
②noteの腕試し

の2つの目的で、僕も参加してみることにしました。

2〜3記事書ければいいかなあと思っております。

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まず、書き始める時、一番最初に決めたのは、【タイトル画像】でした。

noteにある「みんなのフォロギャラリー」を眺めていた時見つけた写真でした。

なんというか、「期待」と「不安」が入り混じったような、この写真に引き込まれてしまいました。

この写真を使って何か書きたいな。

そんな時に見つけたのが、「#社会人1年目の私へ」でした。

自分の過去をどう受け入れて、見つめて、前に進むのか。

今の自分が置かれている状況とともに書いていきます。

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「介護を変える!」


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期待に胸を膨らませて、大海原の随分手間の浅瀬に膝くらいまで入ってみました。ひんやり冷たいけど、太陽の暑さのせいか、
ポカポカしていて気持ちいいです。
遥か彼方の沖の方は、灼熱の太陽に水面に反射してキラキラと光っていて、
足元で感じる冷たさとは対照的でした。

「沖の方へ行くと、きっと暑いんだろうなあ」

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自分がリーダーシップを発揮し、素晴らしいチームにしてみせる!
そしたら、きっと誰かの目にとまり、僕は”革命家”なんて言われる日が来るだろう。
そしたら、周りに人が集まって来るし、自分のやりたいことがどんどんできるようになる。
みんな、僕のことが大好きだし、苦手な人も、根気強く語りかければ、きっと理解してくれる。

今までの22年間、どんな不利な状況でも、圧倒的な努力と根性で、ほとんどのことを成し遂げてきました。

「頭が悪い」「問題児」と言われ、悔しさをバネに勉強を頑張り、必死で塾に通う友人たちをごぼう抜きにした。

センスがないと自覚しながら飛び込んだ伝統芸能の世界。
年下の上手い子供に混じって、それはそれは大恥をかいていたが、
技術よりも「リーダーシップ」を磨いて、多くの関係者の方々に見出してもらった。


”頑張れば、どんなことでもできるに違いない。”
”今は意識の低いを言われている介護業界も、きっと変えてみせる。”

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おかしい。こんなはずじゃない。


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遠くの沖を眺めながら、輝かしいであろう未来を夢見ていた。
でも、その時の僕に必要だったのは、遠くのキラキラ沖を眺めることではなく、
膝下にも満たない、浅瀬の冷たさに気づくことだった。
それでも、気づかない。
額から出る汗を必死で拭いながら、浅瀬をしばらく歩いた。
足元のひんやりした冷たさを感じる頃には、額からは何も出ず、
身体中の温度という温度が奪われていくのを感じることしかできなかった。
馬鹿げているのは、
そんな状況になることを気にもとめず、ここまで歩いたことだった。

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「どうしてそんなふうに考えるの!?」
「これが正しいだろ!」
「なんで俺はこんなに頑張っているのに、誰も認めてくれないんだ!」

そんなふうに思ったこともあるのかなあ。

いつまで経っても成長しない自分、
何も与えてくれない周り、

苛立ちにも似た感情を押し殺しながら生活していたんだと思います。

”群発性頭痛”という形で、自分を襲い、
”売上低迷・離職”という形で、仲間を襲った。

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僕が幸せにしたかったもの。


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身体が冷え切ってから2年。
”自分が真にやりたいことはなんなのか?”
強がっていたが、実は全然分かっていなかった。
助けを求める船も眼前に幾度となく現れたが、
皆口々にこういった。
”あなたは、一体どんな助けが必要なの?”
多分僕は、浅瀬で、今にも溺れそうなのに、助け舟を睨みつけていたんだろう。

そんな時だった。
バシャバシャと音がするので、振り返ってみた。
一人の女の子が、無邪気に楽しそうに、でも目は真剣に、僕の後ろから歩いてきた。

”ああ、あの子も大変なんだろうなあ”

そんな嫉妬にも似た感情を抱える僕を見るなり。

”浅瀬は気持ちいいよね。”
”でも私、泳げないから、沖に行くの怖いなあ。(笑)”

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社会に出て三年目。

僕は会社の会議室で、一人の女性と面接をしていました。

彼女は、大学で福祉を学び、
新卒で超大手の企業に就職するも、一ヶ月で退職。
自分の”やりたい介護”を探して、うちにやってきた。

前職の会社は、大手中の大手。
うちの介護事業部の数百倍、数千倍以上の規模がある。

でも、彼女にはそんなことは関係なかったんです。

ただ純粋に”やりたい介護”を追求したい。

彼女との出会いが、僕の社会人人生を大きく変えることになりました。

「仲間を幸せにしたい」

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捉えた!


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遠くに見える沖。
キラキラした沖。

ぼんやりとしか見えなかった景色の中に、
はっきりと、何かが見えてきた。

多分それは島か何か。

とても遠くにあるため、何か、を説明することはできないけれど、
はっきりと見えました。

”海に出ると方角がわからなくなる。” 
どこかの探検家が言っていたことを思い出しました。

その言葉通り、
遠くのキラキラと、足元の冷たさと、太陽の暑さで、方角もわからなくなり、
まっすぐ歩いているのか、ジグザグに歩いているのかさえわからなくなっていました。

”あの島にまっすぐ進めばいいんだ。”

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僕が、「介護」という世界で成し遂げたいことは、

「幸せに働けるチーム作り」

これに決まりました。

というか、これだけに決まりました。

これだけ。

他には、全く興味がなくなり、
”チーム”だけにこだわりたい!


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そのままでいいから、とにかく足を止めるな。


こうして、僕の長い長い旅は始まっていきました。

今、社会に出て丸4年が経ちました。

「今思うと、当時は幼かったなあ」

なんて、

微塵も思ったことはありません。

失敗ばっかりだし。

というか、失敗しかしてないしw

でも、僕が唯一自分自身を褒めるとしたら、

「足を止めなかったこと」

それだけです。


「介護を変える!」


15年前に、その声が聞こえました。

理由なんてないし、
根拠もないし、
明確な道しるべもないけど、

聞こえてしまったんです。



今、僕のチームは、
素晴らしいチームであり、
未熟なチームです。

でも、確実に前に進んでいます。


大好きな仲間とともに。


”島”に向かって、進んでいます。


「大丈夫。あともう少し。」

何年後かの自分がそう言ってくれているようです。


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今日はここまで!!!



今後も引き続き、チームを成長させていきます!



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