#30 遂に報告すらもされなくなった。笑 フラット型組織になれるか!?〜デイサービスの挑戦〜
度々紹介している「管理者が参加できないミーティング」について書いていこうと思います。
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心配してたのは、僕と管理者だけ?w
年明けから始まった「管理者が参加できないミーティング」。
過去に二回開催され、その度に新しい取り組みをしてくれています。
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気づいたのは、5月13日月曜日。
ーあれ?そういえば、全員ミーティングってまだやってないよね??
いつやるの?
僕のところにはなんの報告もありませんでした。
ちゃんとやってくれるのかな?w
かなり不安になっていました。
「あ、今日やりますよ?」
ーえ!?まじ・・!知らんかったw
「あれ言ってなかったでしたっけ?」
ーみんな来るの??
「はい、〇〇さんはどうしても来れないとのことなので、あとで共有しときますね〜!」
はい、遂に報告も来なくなりましたw
いいね!w
どんなこと話したの?
僕の妻も参加していたので、
”今日どうだったのー?”と聞いてみました。
「ん?えーっと。介助方法とかが特殊な利用者さんの介助方法と共有したり、検討したりでしょ。あとは、ほら、〇〇さんと〇〇さん(週一時短ママさんスタッフ)は、GWもあって、しばらくシフトに入ってなかったから、困ってることとか不安なことがないか、とかの話をして。あとは、〇〇さん(入社二ヶ月弱のしんじんさん)は、ミーティングには来れなかったんだけど、どういう様子なのかの共有と、引き続きフォローしていきましょう、みたいな感じかな。」
なにそれ?
完璧じゃん!!!!!!!!
すげーな!!!!!!!
週一時短ママさんスタッフが経営者!?
全員が、全員のことを考え、施設運営の細やかなところまで気を配りつつ、頑張って検討・実践してくれています。
自分の目の前にある業務だけでなく、
僕らも目が届かないようなところまで気を配り、仲間に寄り添ってくれています。
もはや全員が立派な経営者です。
自分の手の届かないところへの当事者意識が凄まじく、
日に日に「働きやすい」職場に近づいています。
それを全員が自覚して、全員で考えて、全員で行動してくれています。
落ち込んでいるメンバーは、みんなで助けるし、
”良くないな”と思ったことは、スタッフ同士で直接話し合っているそうです。
会社とか、組織とか、仕事とかの概念を飛び越えつつあります。
時には、仕事場。
時には、家。
時には、カフェ。
ここ(職場)を拠点にして、みんなの好きなように使ってくれています。
意思決定してもらった
先日、全員ミーティングの後に、コアメンバーに相談しました。
彼女は、まだ二十代前半で大学を出て三年ですが、
もはや施設において中心になり、みんなのケアをしてくれています。
そんな彼女に相談したのは、「採用」について。
今回、新しくスタッフを採用するかどうかという佳境に立っていて、
人員配置も厚めにして、チームをアップデートしようとしていました。
ただ、採用候補者の方の「勤務希望時間」が一番の懸案事項でした。
人柄はすこぶる良く、どう考えてもウチのチームに欲しい!と思う人でした。
ただ、他のみんなとは異なり、変則の勤務となる可能性が高く、頭を悩ませていました。
ポイントになるのは、「シフトが適切に組めるか」という点です。
以前にもnoteで紹介しましたが、今ウチのチームのシフト組みは、管理者と僕は一切タッチせず、スタッフ全員で行ってくれています。
ということは、
「みんながシフトを組みやすいか?違和感はないか?」というところが意思決定のポイントになってきます。
これはもう、聞くしかありません!
結論は、
もちろん一緒に働きたいが、
シフト編成の際に、少しストレスを感じるかもしれない。
勤務時間が〇〇時〜〇〇時ならストレスはほとんどかからないと思う。
ということでした。
ので、
僕らが出した結論は、
「採用は見送る」
そして、体制が整ったら、「採用する」
スタッフさんの結論を100%信じることにしました。
(もちろん責任は取らせませんよ。大変だし。)
僕が重要に思っているのは、
「意思決定に関わってもらう」ということです。
一緒に決めているし、信じているし、失敗しても僕らが責任を取るという安心感を感じてもらうためです。
僕らを100%信じてくれているし、
みんなも信じてくれているし。
最高じゃないですか?
失敗とか成功の数ではなく、
「安心感」と「挑戦できる!」ってのを大事に、これからも、みんなのチームをみんなで作っていきたいと思います。
・・思います・・・。
作ります!!!
※「人間カメラマンなかえ」さんの画像を使わせていただきました!
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。