孤独をパワーに変えてきた。#社会人1年目の私へ

多分、孤独だったんだろうと思う。

「介護をやりたい」と言う奴は周りにいなかったし、
現場にいれば”変な理想論”ばかり言う僕を受け入れる雰囲気はなかったし、

まあ、僕自身が「そう捉えていた」といえば、そうなんですが、

当時は、そう思っていたわけで。

当時の自分を受け入れつつ書いていこうと思います。

『夢』の固定概念

夢っていうと、どんなものが思い浮かびますか?

子供の頃だと、
スポーツ選手、YouTuber、"社長"、とかですね〜
少し大人になると、
公務員やサラリーマンって書くマセた子がいたりして、
高校、大学になると、
文系理系の違いや学部によって夢を”寄せていく”人が増えてきます。

僕の通っていた学部は「商学部」でした。
学部生のほとんどは金融関係に進み、
将来の夢が「銀行員」となってきます。

別に銀行員をディスっているわけではなく、
こうやって、”夢”が「職業」あるいは「会社名」に置き換えられていきます。


皆さんの周りに、「将来の夢はプロ野球選手」って言っている人は、何歳までいましたか?

小学校4年の時にクラスの三分の一がプロ野球選手だったのに、
大学3年で、それを言っている人は何人になりましたか?


プロ野球選手は極端な例かもしれませんが、
「社長になる」って言ってた友達が、確か40人クラスで5人はいたと思います。
「プロ野球選手に失敗したら社長になる」っていう計算高いマセガキも含めると10人くらいかな。

そのうち、社長になった、あるいは今でも起業を目指しているって話は聞きません。一人もいません。(地元のみんな、いたらごめんね)


夢は、「職業」でなければいけない。


こういった、大人が決めた、大人の視野にしか入っていない仕事を押し付けられきました。


薬剤師になれ、弁護士になれ、国立大以外は認めない!!


こんなことを言われたことを昨日のことのこうに覚えています。

数学と社会科が好きだった僕には、とても苦痛な時間がありました。

「文系か?理系か?」

今になって思えば、随分とバカバカしい選択で、僕は結局、文系に属しながら理系数学の授業に出してもらうという”ウルトラC”を発動しました。


「僕は、介護の仕事や会社がしたい」


昔から、ずーっと言ってます。

変わってないはずです。

でも、久しぶりに会った人からは、変わったね、とか、金融の仕事とかしてるのかと思った、とか。


多分だけど、

人の話聞いてないんですよね。みんな。


進路指導の時も、先生を悩ませていたと思います。

薬学部だと介護っぽいし、潰しも効く。とか。
法律の勉強もきっと楽しい。とか。
(いや、アンタ法律の勉強したことねーだろw)

みたいな、「型にはめようとしてくる大人」がうじゃうじゃいました。


人の悪口を言いたいわけではないので、最後に1つだけエピソードを書きます。

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大学受験後、僕は、第一希望の国立大には落ちてしまいました。

残っているのは、
第二希望の私立大と、第三希望の国立大でした。

僕は、第二希望の私立大「関西学院大学」の商学部に入学することを決めました。

地元からも親からも友達からも、離れた場所で、一旗上げたかった。

そんな思いが強かったからです。

進路決定後、高校に電話しました。
進路指導の先生に変わってもらいました。

「先生、僕、関学に行きます!頑張ります!」

ーえ?そうなの?国立じゃないの?考え直したら?国立はいいぞ〜!まだ時間あるんだろ?

僕は愕然としました。

相談しているんじゃないんです。

決断したんです。

そのまま一言二言交わした後、電話を切りました。

それ以来、高校に寄りついていません。

母校になっていない感覚です。

決断すらも否定されるんだ。

【国立大〇〇人合格実績!】
のために、「決断」を否定するんだ。

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このエピソードの後、こう決心しました。

決断をし、やりきる大人になりたい。
決断を応援できる大人になりたい。


社会へ飛び出した


新卒で現職に就きました。

介護がやりたい!だけの思いで、右も左もわからない日々、
思いを共有できる仲間も少ない、
業界には既得権を持つ人たちや、やる気のないおばちゃんばかり。

正直言って、2年間はかなり孤独でした。

自分の気持ちは誰にわかってもらえていない。

でも、負けずにこれたのは、

大学入学の時の「決断」をした経験があったから。


仕事で、何もわからないなら、自分で決断すればいい。
自分で営業訪問をすればいい。

業界の人が気に入らないのならば、見つかるまで仲間探しをすればいい。
全ての交流会に参加すればいい。
仲間ができたら、死ぬほど大切にすればいい。


子供の頃に経験した「決断」をそのまま社会でやってみてやろう。


そうやって、自分の道を切り拓いてきました。


もちろん、そのエネルギーだけで、社会を渡っていけるほど甘くはありません。


でも、いつになっても、大事だなあと思うことがあるんです。


「決断・意思決定する」
「責任を取る」


自分で決めて、自分でケツを拭く。


これから、どんな人生、社会人人生を送るのか、楽しみです。


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