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誰もが「先生」になる日

学校、塾、ピアノ教室、絵画教室、パソコン教室、そろばん教室、書道教室・・・世の中には様々な「教室」があります。(挙げたものが少し世代を感じるw ”プログラミング教室”とか書けば良かったかなw)

それぞれの教室には、それぞれの目的があり、それぞれを学んでいる人がいます。

そして、それらの「教室」には、なくてならない存在がいます。

それが「先生」です。


先生に必要なのは「肉体」

一つの教室に「先生」は1人、2人、3人・・・と居ます。

むしろ「先生のいない教室」はほとんどありません。

例えば学校だと、40人の生徒がいて、先生が1人います。

その先生が自分の身体と声で、生徒に教えます。

一つの教室を成立させるのに必要なのは、「先生の肉体そのもの」であるというのは多くの人が共通認識として持っているものではないかと思います。


「稼働しない」をゴールにする

「教室」という大きな括りでいえば、僕も「シニア向けスマホ教室」をやっています。

約2年間は僕が皆さんの前に立ってお教えしたり、横について教えたりしていました。

転換期は約1年前、本格的にスマホ教室を大きくしていきたいと思いました。

その時に課題となっていたのが、「時間」でした。
どう考えても僕1人で運営し続けるスタイルには限界があるし、別の仕事もあります。

そうなると、「ミヤケが稼働しない」ことをゴールに置く必要があります。

まず、そのために運用した手段の一つは、「運営をメンバーに移譲する」ことでした。
僕が教室に出ず、メンバーに運営をお願いするという方法です。

しかし、運営には意外と細かく気をつけることもあり、ただ単純にメンバーにお願いするだけでは、メンバー自身の負担が大きいことがわかりました。


「肉体」がないと拍手が起こる

次に考えたのが、「動画」の活用でした。

スマホ教室の「先生」にはいくつかの機能があります。
そのうち、「誰でもできること」も多くあります。
それは、「知識を知識としてそのまま伝える」ことです。
今まではこれも含めて全て僕1人で声を枯らしながら話していました。

「これ動画になるんじゃね??w」

仲間の力を借りながら、動画を作ってみることにしました。(まあ、ほとんどの作業を仲間にお願いしたんですがねw)

こんな感じです。

実際のスマホ画面をキャプチャーで投影し、これを観ながら教室運営をしてみることにしました。


すると、

スクリーンショット 2020-01-24 11.17.45

皆さんから大好評を頂きました。

「すごいねー!」
「これわかりやすい!」
「ミヤケさん芸能人みたい!」

世代的にも、高齢者層にはやはり動画の権威性は高く、拍手まで巻き起こる始末。

とても喜んで頂きました。


「動画」と「素人」で

もしこれがさらに改良されて、うまく運用することができれば、もはや「動画」と「ボランティアさん」で運営できるようになるのではないかを思うようになりました。

実際に動画の運用をしてみると、「先生」の稼働が確実に減り、役割のど真ん中にあったのは「分からずに止まっている人に少しだけアドバイスする」だけだったのです。

これであれば、スマホ教室の運営をやったことがない人も運営できるし、もう少しいえば、「話すことはできるけど、スマホのことは全く分からない」高齢者でも運営できるかもしれません。

これまで、「教室」には「肉体を持ったプロの先生」が必要でした。

一部学習塾では動画授業を運用したりするなど、徐々に風向きは変わってきています。

今後やってくる、
・極端に人口が少なくなる
・5Gを活用したテクノロジーの登場

の時代の中で、

「先生」の意味や価値が変化していくのかもしれません。




<終わり>


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