告白:気づいたら中毒になっていた。
僕のある1日を紹介します。
6:30 起床
6:45 入浴
7:15 朝食
7:40 出勤
8:00 現場(介護)
11:00 本社業務
13:00 外出
18:00 note書いたり、色々したり
20:00 帰宅
20:30 妻と夕飯
21:30 入浴
22:00 読書、妻とおしゃべり
23:00 就寝準備、就寝
起床している時間は約16時間〜17時間です。
気づいたらこの日1日、現場での2時間半を覗いて、15時間ほどの間、途切れることなくネット接続していたのです。
学びへの焦り
起きてすぐにスマホをチェックし、1日2回の入浴の際もタブレットで動画を視聴して、ご飯を食べながらスマホでニュースチェックとテレビ視聴。
通勤の間も、片耳にイヤホンを入れ、現場の送迎で運転をするときは流石にオフにしてますが、現場が終われば移動の時はまたイヤホン。
アポがあれば時間ギリギリまでイヤホン。
書き物をしながらイヤホン。
家に帰ると、夕飯の時は流石にスマホを閉じていますが、夕飯後妻と1日の話をしている30分はスマホをいじりながら話しています。(怒らないことに甘えている。)
入浴の時は朝同様タブレット持参。
就寝直前まで、読書をしつつたまにスマホチェック。
こうやって書き起こすと、意外ととんでもない生活をしていることがよくわかります。
僕がこのような生活になったのは最近のことではありません。
結婚前、およそ3年間くらいはこんな生活です。
そんな活動の原動力になっていたのは、「学び」への焦りでした。
介護業界・現場にいながらも、新しい活動を始めたのがちょうどこの頃でした。
多分当時、僕の心の中には”コンプレックス”があったのではないかと思います。
介護業界に本気で挑んてきた3年間。
新卒から現場に入り、社外での活動にも精を出していました。
しかし、ビジネスについてはずーっと素人だと思い込んでいたのではないかと思うんです。
”介護のことしかわからない”
”一歩外に出れば自分は何者でもない”
”新しいことをやり切る能力もない”
おそらく心の隅っこでこんなコンプレックスを感じていたのでしょう。
1分でも多く動画を観て聴いて、本を1ページでも多く読んで。
そんな焦りの気持ちが僕の行動を突き動かしていました。
不安の埋め合わせ
そんな僕の焦りを埋めわせてくれるのが「学ぶ時間」でした。
おそらく僕は、学ぶ「時間」さえ長くできれば「安心」できる身体になっていたのだと思います。
本質的に大事なのは「質」であるのに、そんなことは頭の片隅にもありませんでした。
焦っていたというより、ただただ「不安」だったのかもしれません。
この先自分は一旗揚げることができるのか、
家族に責任を持てるのか、
社会人として仲間に貢献できるのか。
不安で不安で仕方ありませんでした。
僕の敬愛する社会学者:宮台真司氏の言葉を借りれば、僕は「神経症的に不安を埋め合わせをしていた」に過ぎませんでした。
自分の内発的動機による行動意欲を全く無視し、とにかく不安な気持ちを「時間」という、現代人が埋没するには都合のいいものに浸っていたのです。
それに気づいたのは最近のことです。
ある仲間と話す機会があり、いかに自分が異常な生活をしていたのかがわかったのです。
もちろん前兆はありました。
夕飯終わり、妻と久しぶりにリビングに並んで、あるテレビ番組を”見ていました”。
その番組の中では、昭和・平成に起きた懐かしい出来事についての特集を放送していました。
1993年、ちょうど僕が生まれた頃に起きた「平成の米騒動」についての内容でした。
妻:「当時の人は大変だっただろうね〜、うちの両親も大変だったろうね。」
僕:「??違うでしょ。これって、農業の産業構造改革をせずに、小さな農家から国が米を買い上げて延命するみたいな政策を取っていたからで、ただその政策に現場の農家も農協も甘えてたからでしょ?アメリカみたいに規制緩和して大規模農場とかにしていたらかなりリスクは減らせたでしょ。」
僕にとっては何気なく言った言葉でした。
あまりに感傷的印象操作で、過剰に右傾化している放送にうんざりもしていました。
でも、妻の顔は、”ポカーン”としていました。
笑いもせず、かといって起こりもせず。
そう、僕は妻の気持ちを考えていなかったのです。
幸いにも、”こんなこと”に慣れている妻は態度を変える事なくその時間が通り過ぎて行きました。
「俺、ダメだなあ・・・」
風呂に入っている時、珍しくタブレットのロックすら解除せず、ぼーっと浸かっていました。
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解決方法はまだわかりません。
身体も心もいたって元気は元気なので、少しずつ”リハビリ”したいと思います。w
風呂に入っている時くらいはタブレットやめようかな。
<終わり>
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。