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生産性を上げたいなら、まず健康診断をアップデートしよう!

先日会社の健康診断に行ってきました。
「今年もそんな時期かあ」と思っていたのですが、色々と感じることがあったので書きます。

拘束時間長すぎ

「なんで健康診断って1時間もかかるんだろう・・・しかも移動にかかる時間もあるし・・・」
ざっくり2時間くらいはかかります。
僕はまだ20代なので全ての項目が対象ではないですが、それくらいの時間はかかりました。
これって、僕1人の時間で考えれば、「一年に一回、、多くて2時間」なので、そんなに大した時間じゃないですが、
日本全体で見れば、労働人口が6500万人・正規雇用が3500万人・非正規雇用が2500万人、うち健康診断の対象になる人数はおそらく5000万人弱だとして、”きちんと”受診している割合が60%だとすると(どこかのデータ)、3000万人が受けていることになります。
ということは、年間に6000時間もの時間が「健康診断」のために使われていることになります。

何年同じことやってるんだろう

心電図診て、身長体重血圧視力聴力、血液採取、バリウム・・・
あれ?これって確か僕が子供の時も同じことしてたよなあ〜
そして、同じくらいの時間をかけているように記憶しています。

以前実家で親父と話していた時、「そりゃあ、俺らの頃もそうだったよ〜」と言っていました。
勤続35年の親父が若い頃から同じ方法と時間で実施していたことになります。

「何年同じことを・・・」

以前、医療に関して面白い本を読みました。

バリウムの検査やがん検診で出来ることが非常に少ないこと、検査キットを使えば自宅にいてスマホで健康管理できること、色々なことが書いてありました。

この本を読んでいて、そして自分で健康診断を受けていて、ふと思ったことは。

「なぜ、医療分野だけ過去も今も未来も”同じであること”を受け入れているんだろう?」

ということでした。

これを聞けば、結構たくさんの人がハッとするかもしれません。
すでに感じている人もたくさんいるでしょう。

多分それは、僕たち一般人のリテラシーの低さが関係していると思います。

僕たち一般人は「医療的知識」があまりに欠如しているが故に、健康診断や診断方法・導き出される診断結果に何の疑いも持ちません。
触ってはいけない存在みたいな感じしませんか?

ろくに調べようともせずホイホイと健康診断に行き、結果を見ながら一喜一憂する。その数値に疑いも持たずに・・・

多分働き方改革するよりも簡単なはず feat.利権

前段で「リテラシー」について書きましたが、もう一つ大事なことを忘れていました。

まあ、そうするに、「変えるに変えられない理由」があるってことです。
便利だから・効率的だから・安くなるから。
そんな理由だけでは、「変えたくない」って人がいるんでしょう。

しかし、いずれその言い訳も通用しなくなるはずです。
医療費は拡大し、財政を圧迫させています。
現場は働き手不足で、労働環境も変わりません。
医療業界のブラックボックスも間も無く白日の下に晒されるでしょう。

働き方改革・生産性の向上。
もちろん大事だし、1日も早く実現しなければこの国の先行きは危ういままです。
ただ、その手前、もう少し簡単なことから始めるとすれば、「健康診断のアップデート」の可能性は期待できるのではないでしょうか。

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(健康診断終わりのレモンサワーは美味しかった。)


<終わり>

シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。