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4ヶ所目の立ち上げ!【東陽町”ラポール”スマホ教室】

即断即決。

【4秒】で勝負が決まりました。
数ヶ月前、カフェで作業をしていた僕の電話が鳴りました。
発信者は「加藤さん」。
加藤さんは江東区を中心に活動されています。

単独居宅介護事業所を運営されている傍ら、一般社団法人「ラポール 」を代表理事として運営されています。

加藤さんとの関わりは、僕が新卒で入社した数週間後から始まりました。
初めは”地域交流会”へのお誘いで、それから実業でもそれ以外でも関わりを持ち続けてくださっていました。

そんな加藤さんからの電話から今回の「スマホ教室立ち上げ」に至りました。

加:「三宅さん、スマホ教室やってたよね?それ、ウチでもやってくれない?」
僕:「やります!」
加:「ありがとうございます!詳細はまた連絡しますね〜!」
僕:「はーい!ありがとうございます!」

電話を切ると、通話時間は20秒足らず。
打ち合わせをしていたかのような即断即決でした。

正直、自分自身のタスクもパツパツで、”できるかな〜”というほんの少しの不安もありましたが、それ以上に”面白くなりそう!!”という巨大なワクワクを感じたので、すぐに決めました。

その後決めた詳細は、

・開催は月二回「第二火曜日・第四火曜日」
・講師役は僕らのメンバーのうち1人程度。
 (皆さんで助け合いながら学びたいとの想いから)
・参加費は別途話し合う

立ち上げ一ヶ月前に一度だけ、加藤さん・地域活動をされている”ヤマザキさん”・僕・うちのメンバー、の4人で30分ほどの打ち合わせをしました。

当日!

初日の参加者は7名!
初日史上最多人数です!

参加者の事情も様々で、
スマホ歴3年の方もいらっしゃれば、スマホを買って数週間の方もいらっしゃりました。

最高齢は「77歳」の女性でした。
他の教室では80代の方も珍しくないので、少々お若い年齢層でしたので、よりパワフルで積極的な印象でした。

やっぱり”不安”はある

まず、初めにやることは「グループLINE」を作ることです。
皆さんすでにインストールされていて、ご家族や仲のいい方々とはLINEをされているようでした。
早速皆さんとグループLINEを作ろうとしていたら、
「うーん、私は最低限のことができればいいから、入らなくていいわ」という方が2名ほど。

おそらく理由の本質は、「最低限のことができればいい」ではありません。
これは、スマホ教室をやっていると「よくあること」です。
言葉にできない不安や恐怖感、自分自身で”全ての機能や現象”を理解できていないからこそ感じる「わからないことへの不安」です。

実際に詳しくお話を聞いてみると、

「LINEって全部グループなんでしょ?皆さんに見られるのが・・」
「知らない人もいるから・・」

我々”デジタルネイティブ”の若者からすれば大した問題じゃありませんが、それが不安なんです。

「システムそのものへの理解」について、
これはLINEを少しずつやりながら理解するしかありません。
個別でのトークもできるし、グループに入ったからといって自分の情報が筒抜けになるわけではない。
重要なのは、そういった感覚を肌実感で感じてもらうことです。
僕たち若者もそうですが、仕組みの全てを”言語化”できるわけではありません。
時間をかけて、感覚を身体で覚えるしかありません。

やっぱり”僕たちにしかできないこと”はある

最後に20分ほどの質問コーナーを受け付けました。
すると、料金設定や不審なメールなど、日頃の不安がどんどん出てきました。
それもいろんな角度から出てきます。

皆さん口を揃えていうのが、
「お店(販売店)では聞けないじゃないw」

聞きづらさもあるんだと思います。
特にこの世代の方々は”相手の気持ちを察する”ことに関しては相当長けています。

最近になって、大手のキャリアさんが、無料のスマホ教室をバンバン開催しています。
カリキュラムも良くできていて、関心させられます。

一方で、僕たちのスマホ教室でしかできないことも見えてきました。
「寄り添うこと」
地域に住んでいる・近所に住んでいるおばあちゃんやおじいちゃんの気持ちに寄り添いながら、”本当の思っている気持ち”を感じながら、本人のペースでスマホを向き合うことができます。
「利害関係がない」
あるアプリの広告の消し方や、削除の仕方など、利害関係がある個人や会社なら到底教えられないことも、僕たちなら教えられます。
こんな保証がついていて安心だけど、実はいらないよ。と教えられます。


次回はどうなるのか、楽しみです!


<おわり>




シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。