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宮古って面白い!『地元修学旅行2024春』🌸1泊2日で、高校生が地元の魅力を再発見。

3月7日(木)〜8日(金)の2日間、宮古市在住・在学の高校生15名を対象に「地元修学旅行2024春」を開催。宮古に住んでいても意外と知らない?宮古の魅力をたっぷり堪能しました。

このnote記事を読む方にとっても、宮古を楽しむヒントになれば幸いです。

地元修学旅行とは?

高校生を対象とした宮古市主催の事業で、NPO法人みやっこベースが企画、運営しました。
宮古の良さを再認識するとともに、大人との交流を通してもっと愛着を持ってもらいたい!という想いが詰まっています。自然、食、文化、産業、そして人。宮古の魅力を再発見する1泊2日の地元旅です。

テーマ

今回のテーマは「宮古のイマを知り、ミライを語る」。3月の開催ということで、東日本大震災の歴史を学びつつ宮古の現状を知り、高校生一人ひとりにこれからの人生を考えてもらいたく、このテーマを設定しました。

1日目

まずはじめにイーストピアみやこの会議室を利用してオリエンテーションを行い、趣旨を説明。
初対面の高校生も多いため、共通点探しなどのアイスブイレクで交流しました。

不安なことや楽しみなことについて談笑する高校生
高校生のほか、インターンシップ中の大学生もスタッフとして参加しました。

集合写真を撮った後は、バスに乗って出崎埠頭に出発!
遊覧船うみねこ丸に乗って浄土ヶ浜に向かいました。

初めてのうみねこ丸に大興奮!
うみねこパンを朝食にする参加者も。

お天気にも恵まれ、青の洞窟のさっぱ船にも乗ることができました。地元にいるからこそ、まだ体験したことのない方も多いのではないでしょうか。

浄土ヶ浜マリンハウスの早野さん(画像右)
生きていればなんとかなる!
と力強いお言葉をいただきました。

その後は、(一社)浄土日和の佐々木さんのガイド付きで浄土ヶ浜を散策。レストハウスを過ぎた先のトンネルを通ると、美しいエターナルグリーンの蛸の浜に辿り着きました。

蛸の浜の絶景に息をのむ参加者

お昼は宮古の名物「瓶ドン」
全国的にも知名度の上がってきた瓶ドンですが、食べたことのない高校生がほとんどでした。

浄土ヶ浜レストハウスの瓶ドンは
出汁もセットなので味の変化も楽しめます。

お腹を満たした後は、田老へ移動。宮古を知る上で欠かすことのできない「学ぶ防災」を体験しました。

学ぶ防災ガイドの佐々木さん(写真右)

震災当時を学ぶのはもちろん、三王岩も見学して、ジオ(地球)の鼓動を感じることができました。

そして、田老といえば「田中菓子舗」
円形で大きなうずまきの田老かりんとうは、宮古の子どもから大人まで、馴染みのあるお菓子だと思います。

代表の田中さん(写真右)から復興に関するお話を聞いたり、
お菓子を製造している工場内を見学したりしました。
おみやげに、田老かりんとうをいただきました!
ありがとうございます

田老を後にし、「宮古ホテル沢田屋」に移動。
近隣の飲食店からテイクアウトしたお料理を皆で美味しくいただきました。

夕食の後は、宮古の大人との交流会
東日本大震災当時を知る5人の方をお招きし、震災後の13年間の歩みや想いを語っていただきました。

2日目

宮古ホテル沢田屋で朝食をとり…

赤前に拠点を構える「刀銘 陸中和吉」辻さんの刀鍛冶を見学しました。

初めて本物の刀を見た高校生たち。実際に鉄を叩いたり、竹を切ったりする貴重な体験もできました✨

その後は宮古駅周辺や商店街で街歩き
ただ歩くだけで終わらないのが地元修学旅行。
ミッションがあります…!

ミッションはこちら☟
まだ入ったことのない飲食店で食べてみる。
「歴史のあるもの」と「Something new(新しいもの)」を調べる。

5チームに分かれて街歩きをしたあと、発表を行いました。

2日間で見聞きしたことや感じたこと、街歩きのミッションの成果を模造紙にまとめました。また、「宮古の魅力とは?」について1人ずつ語っていただきました。

高校生の感想

・うみねこ丸やさっぱ船など宮古に住んでいる人だからこそ乗ったことがないものや学ぶ防災などの体験ができたのでよかった。宮古の全学生がやるべきだと本気で思った。

・とにかく楽しかった。沢田屋での大人の話は特によかった。防災についても学べて、心に来るものがあった。

・学びが多かった。宮古の知らなかったことだけでなく、物事を様々な視点で見ることを学べた。

まとめ

地元修学旅行というと、「宮古で1泊2日するの?」と思われる方もいるかもしれません。地元だからこそ行かない観光向けの場所や、普段出会うことのない大人との交流など、高校生にとって楽しさと学びの多い2日間になったのではないでしょうか。
宮古の自然・食・文化・人を知り、一人ひとりにとっての宮古の魅力を感じてもらえると嬉しいです。