君が悲しまなければ神様に嫌われても譲りたくない

B'zファンです。好きになったのが17才の3月だったのでファン歴は丸8年、いま9年目という寸法。今回のツアーはあたらなかったので不参加。愛してます。アイヲトドケル。

さて、さいきんはなくなりましたが、稲葉さんはちょこちょこ不倫をテーマにした歌詞を書きます。ウィキペディアに載ってるもん。「テーマは不倫。」って。例を挙げると、『STARDUST TRAIN(アルバム「BREAKTHROUGH」収録)』とか、『紅い陽炎(アルバム「RUN」収録)』とかですね。

この『紅い陽炎』、生まれる前にリリースされたアルバムの曲なので当然リアルタイムで聴いてないんですが、去年のPleasure(※物凄く雑に説明すると、◯周年ごとに行われる、ヒットソング中心に演奏されるライブ)だったかおととしのアルバムツアーのときだったかにやってくれたんですよ。びっくりした。しかしBメロ入るまで曲名を思い出せなかったわたしは永遠の新規です。修行が足りん。

ちなみに、ウィキペディアに記載はないけども、これまちがいなく不倫やんか…!と長年鼻息荒く主張している(※創作物の不倫は好き)のは、『NEVER LET YOU GO(アルバム「OFF THE LOCK」収録)』…!
むしろなんでこれに「テーマは不倫。」の記載がないのかわからない。100人に聴かせたら100人が「あ、既婚男の不倫の歌やね」とこたえるであろうこの曲に。

この曲は松っちゃん曰く、「B'z究極のラブソング」だそうです。わかる。わたしもそう思ってる。雨の音が聴こえてくるんだ。実際には鳴っていないのに。そして稲葉さんの声の湿度。すこしでも傷をつけたら、そこからとめどなくあふれてきそうなとまどいと愛情の、気配。

つーか大サビの「Never let me back 愛してるよ…!」。この「…!」にどんだけ泣かされたか。愛しちゃったんやもんね、しゃーなしやね。そう言って、肩を抱いてやりたくなる。この情けない男の肩を。

そしてこの「…!」の後に、「Anymore,I can't see you(もう君には二度と会えない)」と叫んで、この曲はおわるのでした。けりを付けるのが稲葉さんらしい、と思う。分別のある大人だ。かなしいほどに。

きょうは梅雨寒で、最高気温23度。さらに低気圧と酒残りで体調は思わしくないですが、あと9回きたら今の職場とおさらばなので気は抜けています。引継ぎが思うように進んでいないので気楽なわけではないんだけども。こんなふうにB'zの不倫ソングについて力説したのはむろん現実逃避です。先に挙げた曲にかぎらず、古いのから最新のまで、iPodのB'zを全曲シャッフルしながらあせる自分を奮い立たせている状態。

あと、9月末までに最低8万字の小説を書こうとしてるのでそのぶんの時間も毎日捻出しないといけない。ちなみにあと6万字ある。わたしがいちばん長く書いたのでも原稿用紙100枚程度なので、単純に考えてもその倍。眩暈がする。そんなに書くことあるのか。思いつきだけじゃ8万字は埋まらない、というあたりまえのことに気づいてうっすら途方にくれています。ちゃんと書き留めておかないとネタがなくなる。既にもうしどろもどろで書き進めている。たいへんまずい。

それだけの量書いてもただただ主催団体や出版社の屑かごに直行するだけになるかもしれない、と思うとやっぱりひるみますが、書かないことにはその屑かごに入ることもできないので、とにかく一回頑張ります。御託はいい。こういうとき、津村さん(作家の津村記久子さん)の、「とにかく書いてみないと出来不出来はわからないよ」という言葉を思いだします。実際的過ぎる。好きだなあ。もう隅の隅の隅の方でいいから、永遠の末席でいいから、津村さんと同じ世界に行きたい。津村さんとお話ししてみたい。それが叶った時に、話すことのある自分でいようと思う。どういう人間でなにが好きで、それがあればなにもいらないと思えるか。なにかしらのネタを提供できる人間になりたい。そのチケットを得るために、とにかく手を動かします。

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