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こども宅食の可能性_伴走型支援

今までになかった視点で、「なるほど!」って目から鱗だったのが、

伴走型支援という考え方。

確かに、常にジレンマを抱えていた。
生活困窮者からの支援の場合、対症療法じゃだめであり、継続して見守ることが必要だって思うんです。

相談に来てもらった後、支援につなげるのですが、そこに繋いだ後後追いができない。そして、しばらくすると、

「もう、私はダメです。死にたい」とメッセージが来る。

慌てて状況を聞くと、以前会ったときよりも事態は深刻化しているということもよくあり、こういった問題を未然に防ぐ為の方法はないかとずっと思ってはいた。

こども宅食により、少なくとも2月か1月一度顔を合わせておくと、その家庭の今の状況が少しだけ分かるんじゃないかという話。

自立支援の考え方や継続して支えるという視点でいけば、社協や児相のやることだと思うのですが、千葉県の児童虐待の問題にしても、恐らく対応できるだけの体力はないのではないかと推測される。

この辺り、一つの社会問題にもなっているが、圧倒的な人材不足やスキルの問題もある。

ここを解決するにはまだまだ大変な道のりであると考えるならば、民間で出来る限りのことはやっておいた方がいいのではないかという思いが出てきた。実際、頼みの児相や社協が機能していないのだ。グレーの子は、結局家庭へ返される。

そうなるのであれば、民生委員をはじめとする、福祉的知識を持つ人間が、伴奏者として宅配を届けるのもいいのではないかと思ったのでした。

定期的に関わる機会ができることで、相手の把握をそっとすることができる。そして、何かしらの異変を感じたら未然に防ぐ支援をする。そういう感じでこのこども宅食は機能するのではないかと思うのでした。

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