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井戸端会議の延長で介護相談ができる関係

最近、スタッフさんたちが、町内の様々なイベントで、介護の悩みを相談されるようなのですが、色々と皆で意見を出し合ったりするそうです。みやこやのスタッフやボランティの方は町内の方が結構いらっしゃるため、色々な町の行事では自ずとみやこやメンバーが自治会の集まりに参加することになります。

これはすごく面白い現象だなあと思いました。はじめは介護に素人だったスタッフさんたちも3年近く関わっていくうちに「介護」という事に関しては情報や知識を持つようになります。すると、その人自身がちょっとした「生き字引」となり町の中での「一人よろずやさん」状態になるんですね。

町のみなさんは、スタッフさんがみやこやの一員であることはご存知なので、ちょっとした悩みであれば気軽な感じで相談ができるのです。相談を受けたスタッフも自分達のできる範囲でアドバイスができる。その辺りで本当に支援が必要になればみやこやへ相談をしてもらう。という流れができればいいのです。実際、宅配先でも色々な悩みが出てくるようで、スタッフさんから色々なお話を聞きます。

みやこやにおいては、デイサービスでは看護師や管理栄養士といった専門家を配置しており、日々利用者様の変化に対応できるようにサポートを行っていますが、日によって毎回変化をすることを他のスタッフさん達も目の当たりにします。

認知症が進んでいくことによって、周囲がどのように悩みを持っていくのか。介護をするというのはどういうことか。

いきなりハードルの高いところへ相談に行くよりは、ちょっと気軽に話せる専門家が近くにいるほうが、助かる場合もありますね。

私は相談員として、スタッフさんは看護師、栄養士としてスタッフさんやボランティアさんに様々なアドバイスをします。そうすることで、介護に関する知識が増えます。そしてたくさんの「町のサポーター」が生まれちょっとした見守りとアドバイスができるようになるんですね。

ゆるやかに、町の人たちが自然と町を支えていくシステムが広がっていくのが理想だなあと思いました。

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