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2023年は時間があればエギングに行った。深夜帯の釣行。静かな夜の海は、波が、誰かの声のよう…
―東京夜景―土屋光逸の描いた銀座の絵がある。摺師だった曽祖父の遺した摺本を見ていたとき…
半年ほど前から取り組んできた浮世絵を現代に蘇らせるプロジェクトの最初の作品がついに完成し…
かつて墨田川にあった渡し舟「竹屋の渡し」は現在の台東区山谷掘南岸と対岸の墨田区向島の三囲…
浮世絵/新版画の制作をしていると、昔の事を調べることが多くなる。 その時、まざまざと感じる…
「浮世絵はどこに行ったのか?」という素朴な疑問が、以前からありました。版画プロジェクトの…
現代で生活に寄り添う表現で最たるものは音楽なのではないかと思っています。昔気に入ってよく聴いていた曲を時間が経ってあらためて聴くと、懐かしさとともにその時過ごしていた場所や大事な人を思い出すことがあります。 歌川広重が「名所江戸百景」に取り組み始めたのは安政の大地震があった直後で、復興の願いを込めて江戸の各所を歩き描いたという話を聞いた時、その浮世絵を見た江戸の人たちは現代人が曲を聴く時と同じように思い出に耽ったんじゃないかと想像しました。東京の風景を描く「下町百景」という
日本のありふれた日常の風景や文化風俗を切り取った浮世絵、新版画の文化がついえて久しい現代…