リーディングスキル

文を正しく読む力の向上は子どもたちが社会で生きるために身につけたい力の一つです。

正しく読むことができないがために考えが正しく伝わらなかったり、つまみ読みや変な切り取り方をされたり、場合によっては真逆の意味にとられたりすることがあります。

伝える側の稚拙さはまず置いておきます。受信側のスキルが上がることで発信側のスキルも上がるとも思っています。

ラジオ英会話を聴いていて、ふと気になったのがHe/Sheです。

らじるらじるより

「彼」「彼女」と訳すことを知った思春期に恥ずかしさを感じた方も少なくないと思います。英語では一度出てきた人や物を代名詞で表します。その時に、この「彼」とか「彼女」「それ」を読み取る力がなければ話は伝わりません。

そして、母国語で思考するので、リーディングスキルが備わっていないと外国の言葉で言われている「彼」「彼女」「あれ」「これ」「それ」が伝わらないと思うのです。

「あれ取って。」
と言われても、嫌なのではなく、分からないという可能性も感じます。

幼少期であれば、絵本などの絵がついたものを読み、話題の中心が変わっていないことを潜在的に感じ取れるようにすることが効果的です。

児童期であれば、授業中にその代名詞が表すものを確認してあげる必要があるでしょう。

人の思いを完全に理解するなんてことはできません。でも、書かれたことから理解しようとすることはできます。

意識してみると見え方が変わってくるのではないかなと期待しています。

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