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夕明かり

オレンジ色に曇った夕陽に燃えている
大河のような高速道路
幾通りのパターンを
私は往くことが出来るだろうか
嵐のように迫り来る夜にいて
迎える朝を思うのは難しい
約束された私などいない

確かなものの証拠があるだけだ
そう人は語るので
その微かな点滅に附いていこうかそれとも


詩集「鳥の意思、それは静かに」より

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