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50系サクシード、ステアリング交換。

運転の要、それはステアリングです。
必ず使うものだからこそ、握り易くそして運転が楽しくなるものが良いですよね。
今回、義理の父が残していた古い社外品のステアリングを見つけたので、純正ステアリングから変更することにしました。
今回、私が交換したものはコチラです。

MOMO社 ロニー・ピーターソンモデル

F1史上屈指のマシンコントロール能力をもつ、元祖スーパー・スエードこと、ロニー・ピーターソンをモデルにしたステアリング。
ブラックレザーをあしらった35Φのステアリングは、純正ステアリングと比較し、やや小ぶりですが握り心地はとても良いです。

ちなみに純正ステアリングから社外品へ交換の際は、ステアリングボスが必要となります。
ステアリングボスとは、簡単に言うとステアリング装着の際の、アダプターのようなものです。
今回、私が購入したステアリングボスはコチラです。

【SHOP】Works bell
【商品情報】ユニバーサルハブキット539
【参考価格】14300円

〈ステアリングの交換手順〉

①バッテリーを外し、10分~15分ほど経過してから作業を開始します。

バッテリーを外す際は、ショートを予防するためマイナス端子から先に外します。
写真はマイナス端子部。

②ハンドルロックをかけます。

鍵を抜き、ハンドルをカチッと言うまで
左右いずれかにきります。

③ステアリングの左右にある、特殊ネジを外します。

ネジ止部

ネジを外す際に使用した工具は、コチラです。

【SHOP】ASTRO PRODUCTS
【商品情報】差込角3/8DRビッドソケット
      ヘックスローブセット(6個組)
【参考価格】1485円(税込)
T型30を使用しました。
ネジを外すとホーンパッドが外れます。
純正ステアリングの内部です。インフレーター金属部がかなりさびてました。

④ホーンとエアバッグ配線を外し、ホーンパッドを外します。

ホーンコネクター(白いカプラー)の接続を外します。
比較的簡単に外れます。
インフレーター部につながる配線は、黄色い部分の爪をおこします。
マイナスドライバーを差し込み爪を持ち上げました。
各配線が外れ、ホーンパッドを外しました。

⑤センターナットを外しステアリングを外します。

まずはセンターナットを外します。
19㎜のソケットレンチを使用しました。
ナットが緩んだら中間程度で止めておきます。
ハンドルの左右を把持しハンドルを外します。
強固にはまり込み外れにくい事があるので、裏側を叩いたりしながら外します。
ハンドルが外れたら、センターナットを完全に外しハンドルを抜きます。
スパイラルケーブルが空転しないように、テープで固定しました。
マスキングテープでは粘着剤が弱いので、もっと強い粘着テープを使用したほうが良いです。

⑥付属のケーブルを装着します。

写真の付属ケーブルを使用しました。
まずは、ホーンコネクターを取り付けます。
接続端子が左側にあるので…
左側の配線を接続すればホーンが鳴ります。
次に付属のヒューズ付ジャンパー線を、エアバッグコネクターに差し込みます。
黄色い爪を押し、配線を固定します。
※後述しますが、この時点でステアリングボスに配線を通すことをおススメします。
ヒューズ部を絶縁テープで留めます。
今回使用した絶縁テープはコチラです。
【商品情報】ニトムズ ビニールテープ No.21 黒
【参考価格】76円
絶縁テープをさらに使用し、コンパクトにまとめておきます。

⑦ステアリングボスにステアリングを装着します。

△の位置にステアリングの上の中心部の穴がくるように設置します。
付属のネジでボスとステアリング固定します。

⑧ステアリングボスに配線を通し、ステアリングを装着する。

ステアリングボスの横穴から接続した付属ケーブルを出します。
※私は、横穴からまとめたケーブルが上手く出なかったので、
一度絶縁テープを外しケーブルを通した後、再度ケーブルをまとめました。
再度、絶縁テープでケーブルをまとめました。
センターナットを留めます。
センターナットの締付はトルクレンチで、30N・m(3㎏f・m)をかけ締めます。
※トルク数は取扱説明書に記載してあります。
今回使用したトルクレンチはコチラです。
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【商品情報】AP 3/8DR プリセット型トルクレンチ TQ029
【参考価格】4,708円(税込)

⑨バッテリーを取り付け、SRS警告灯が消灯しているかを確認する。

バッテリーを取り付ける際は、プラス端子から取り付けます。
プラス端子を装着した後に、マイナス端子を取り付けます。
エンジンキーを回し通電し、SRS警告灯が消灯していることを確認します。
ステアリング位置に対する、タイヤ位置を確認します。
※実際に、車体を動かしステアリングと車の動きに誤差がないかを確認したほうがよいです。

⑩ホーンを取り付ける。

ホーンコネクターが2本出ているので、コネクターの先端に金属部をあてます。
通電するコネクターでは、ホーンがなります。
通電しているコネクターを、ホーンの裏にある端子に差し込みます。
ホーンをステアリングにはめ込めば作業完了です。

実際にステアリング交換をしてみて感じたのは、運転中にステアリングをきると車体がダイレクトに曲がる感じがするということ。
車体の動きを直接に手元から感じることができ、見た目だけでなく車を操る楽しさが増したように感じました。
自分で車を触るということはとても勇気もいりますが、車への愛着もわきます。
皆さんも愛車を自分なりにカスタムし、良きバンライフをお過ごしください。

※記事内容に関する注意とお願い。
この記事は、社外品への交換方法を記載していますが、あくまでも所有者の自己責任のもとで実施しています。
エアバッグモジュールを外す際や、社外品ステアリング交換でのエアバッグレス状況での運転など、場合によっては危険を伴う内容を含みます。
あくまでも自己責任で、記事内容の判断をお願い致します。


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