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自分の容姿について。

容姿。相貌。外見。見た目。ルックス。顔立ち。造形。意匠。
そんなことについて話していきたいと思う。
ルッキズムとか気にする人はすまねぇ。


5歳のとき祖母に
「ともちゃんは福山雅治に似てるねぇ」
と言われた。

ある日電車で見知らぬ人と会話が生まれて。
「ぼくはなんていう名前なの?」
と聞かれた。

園児の僕は
「福山雅治です!」
と答えた。

すると、車内の半分以上の人に笑われた。
体感では。

そっからもうわかんねぇんだ。俺は。

10歳くらいの自分の顔は、今と全く違う。
そのときの写真を見せると、友人からは
「入れ替わったんだね」と言われる。

小学校から高学年から中学生にかけて。
「老け顔だよな」と言われていた。
実年齢より上に見られることが多かった。

しかし20歳前後から現在にかけては若く見られることの方が増えた。
それはつまり。高校生くらいから成長が止まっているのだろうか。


わっかんねぇよなぁ。
わかんねぇ。わかんねぇ。
自分の容姿がどの程度のものなのか。
上・中・下に区分したらどこに分類されるのか。
1〜10(平均が5)だとしたら何点か。


ここ最近。世間に顔を晒す機会が増えた。
映像作品に出演したり。
イベントでお客さんの前に立ったり。


自分が知らない人たちが、自分のことを知っている、なんてこともある。
自分にお金を払ってチェキを撮ってくれる人がいる。
こんな僕をスマホの待ち受けにしてくれる人もいた。
まぁ、それは見た目が関係していない部分もあるだろうが。

中高と男子校だったこともあり、あまり自分の見た目を評価される経験も少なかったと思う。
それでも念に1回くらい褒められる機会があった。

俺の容姿は10人いたら1人くらいはカッコいいと思ってもらえるのかな

と10代の頃は認識していた。
今もそのベースは変わらず。

不快にはさせない程度の容姿だけど、顔だけで食ってはいけない程度
が、世間一般の認識なのだろうと思っている。

自己評価で言うと、本当に普通の顔だと思う。

絵が上手い友人がいた。
彼は同級生の似顔絵を次々ルーズリーフに描き出した。
その絵はどれも特徴を捉えていてうまかった。

けれど僕の番になって
ともくんはむずかしいねぇ」と言われた。
結局描いてくれなかった。

そのとき。
以前もプロの似顔絵師に1,000円払って描いてもらったら、全然違う人間が色紙にいたことを思い出した。

無個性なんだなぁ、俺の顔は。
そう思った。

そんな自分の顔をかっこいいとは思わないが、好きではある。
なんか、好きだ。
男の子は、意外とそういう人が多いのではないかと思う。
良い顔だなって思う。


最近、髪を坊主にした。
以前は肩ぐらいまでの長さがあった。
髪を伸ばし始めたのが2022年の夏頃。
それまではマッシュだった。
23年間くらいずーーーーっと同じ髪型だった。

伸ばそうと思ったきっかけは、「犬王」という室町時代が舞台のアニメ映画を観て
お〜ロングヘアーってかっけぇな」と思ったからだ。

そこから1年くらいはウルフヘアーだったわけだが、坊主にした。
今はベリーショートくらい。
ありがたいことに「似合っているね」と言ってもらえることの方が多い。

大学で、久しぶりに会った後輩に尋ねてみた。

「ロングと短いの、どっちがいい?」
「圧倒的にロングヘアーですね」

即答された。

彼女は美術学科で彫刻を専攻としている。
セーラー服を着た女の子を作り続けている子だ。



髪っていうのはタンパク質の塊なんですよ。その人の食べたものが表に出てくる。髪が長い方が、世界にその人の質量が増えるわけです。



造形は、"美"か"醜"の二元論じゃないと思う。

「イケメン/美女orブサイク」
の二択じゃない。

俺はもう一つ"良い顔"っていうのがあると思う。

整然とした顔立ちじゃないとしても、人を惹きつける、好きになる、良い顔っていうのがある。

愛嬌、なのかなぁ。
味のある、というか。
しっくりこないけど「外面は一番外側の内面」っていう言葉もある。
一理あると思う。

その人の食べたものが髪に表れるように。
顔には、その人の魂が現れると思う。

だから俺は、ブスが嫌いだ。
でぇきれぇだ。

本当はこの一文から書き出そうと思ったけど、ひよった。
ハッキリ言う。俺の周りには、ブスがいない。
俺が好きなやつは、全員
イケメン/かわいい/美人or“良い顔”である。
どんなに、容姿端麗だとしても、“ブス”は、いる。

もしかしたら、嫌いな奴が全員ブサイクに見えるだけかもしれない。
けれど。

俺は一番変えられないのは、見た目だと思う。
整形とかメイクとか。
髪型とかファッションとか。
その程度では根っこの部分は絶対変わらない。


と、まぁ自分なりに見た目について書いてきた。
この記事は、本当はもっと早く書き終えるはずだったのに、えらく時間がかかった。

本心で言うと、俺は不安なのだ。
SNSで自分の顔の写真をあげるたび。

きもちわりぃと思われていないか」。

めちゃくちゃ不安なのだ。

ぶっさいくがよぉ」と思われていないか。
いや、そう思われても良い。

こいつ、自分のことかっこいいと思ってんのか?
って思われるのが、死ぬほど恥ずかしい。

だから、言い訳のつもりで。

ウチ、そんなこと思ってないですよ。まぁ、ただ。ね? 喜んでくれる人もいるんで

という、誰かを言い訳にするつもりで書こうとした。


でも、俺は気づいた。


ぼく(わたし)が一番かっこいい(かわいい)


と思うのが“最強”のメンタルだって。


もう、これは認識の問題で。
哲学の問題で。
デカルト。
コギト・エルゴスムなわけで。
バークリーの思想で。


って思うんで。
もう、ハイ。
どうでもいいっす。
うす。
うす!!!!!!!!

そして、いつも見た目を褒めてくれる人たち。
ありがとう!


最後に。
ガチで水原一平だけは俺のドッペルゲンガーだと思ってる。
あんなに似てる人間を、俺は他に知らない。
だから。
ファイト! IPPEI‼️

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