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7月に結婚式を挙げた話

こんにちは、スタートアップで CTOしている三好です
実は私は先日2020年7月に結婚式を行いました

このnoteは結婚式を上げたいけど迷っている方、延期するか悩んでいる方などに少しでも参考になればと思い筆を取りました。赤裸々に時系列に沿って書いていきたいと思います
賛否出ることは承知の上で書いていくので少しでも何かの役に立てれば嬉しく思います
最後にエンジニアじゃなくともできるテクノロジーを紹介します

[前提条件]
当初の結婚式 2020年3月22日(日) 職場、友人、親族を含めて約90名の式予定
結婚式までの道のり
・2019年7月 挙式日決定
・2020年3月4日 延期を決断
・2020年4月7日 緊急事態宣言
・2020年5月4日 緊急事態宣言5月末まで延期
・2020年5月25日 緊急事態宣言解除
・2020年7月23日 結婚式

延期前

2019年11月20日 : コロナのコの字がない頃
 昭和記念公園で前撮り
1月16日 : 国内で初の感染者
 当時は新しいウイルスが出てきたらしい程度の感覚
1月23日 : 武漢を事実上の封鎖
 海外での出来事の感覚
1月28日 : バスの運転手が感染
 この辺りで侮ってはいけないけど、まだ他人事状態
2月8日 : 武漢市で入院中だった日本人男性が死亡
 少しずつ
2月22日 : レバノン共和国とイスラエルで初の感染者を確認
 結婚式の打ち合わせ : コロナに対して対応の確認
 この時は8月までの無償延期が可能と言われ、延期を考えるようになる
3月1日 : 国内感染者254名(患者232名、無症状病原体保有者22名)
 結婚式最終打ち合わせ : 式を行う前提で打ち合わせ終了。しかし、嫁が少し苦しむようなる。理由としてこれまで準備してきたことがなくなるかもしれない苦しさと、私たちのエゴで式を挙げることで誰かが感染してしまうかもしれない苦しさ。この2つはどちらを選んでも苦しいことになるという非情さ。私は嫁の精神が不安定になっていく姿をみていたのでそこが心配でした。最終的に最悪の結果まで想定するようになっていました。
3月4日 : 延期を決意
 そんな中、数日間考えに考え3月4日に延期することを決意(7月23日に延期)。この時の感情は7月には収まるだろうと(夏にはコロナは減るだろうという仮説を信じていた)
延期をすることは一時的に自分たちの気持ちが楽になる部分もあるが、参列予定の方々へ延期の連絡をすることは様々な迷惑をかけてしまうということは決めてから気付きました。しかし、みんな優しく

・「同じ状況なら式を上げていたと思うので延期の決断したことがすごい」
・「苦しい決断だったと思うけど、延期しても参加します」
・「とりあえずゆっくり休んでね」
など

逆に気を使わせてしまっているなと思いつつ皆さんの暖かいお言葉が私たちを支えてくれました

緊急事態宣言中

4月7日緊急事態宣言が発令
宣言が出る前、志村けんさんの死から世の中はこのコロナに対する意識が変わってきた気がしています。
私たちも延期を決めこのような宣言が出たことで自分たちは延期して良かったのだろうと思っていました。
4月の宣言中は特に結婚式のことは全く考えず、互いの時間と仕事に集中してました。4月が終わる頃、緊急事態宣言の期間を延期する可能性があるとニュースで知りました。そして5月4日に延期を発表する数日前、式場に再度連絡をしようという話になりました。

延期を決めてから式場と特に連絡をすることなかったため、延期を決めた頃に比べてどのようにコロナ対策をしていくのか知りたかったのです。また私たちは宣言(延期)を受け一旦結婚式自体をキャンセルして結婚式自体を白紙に戻したいという選択肢もあったので、そういう対応も考えられるのかも切ればと思っていました。

なぜ結婚式を白紙に戻したかったのか

・7月に収束する目処がない
・不安の中やっていいのか
・一度延期をしているため、再延期はさらなる迷惑をかけるかもしれない
・再延期可能でも感染拡大している可能性も充分に考えられる
・再延期した時にワクチンや治療薬など手に入る見通しがない(来年にはと言っているが)
など

このようなことを考えていたため、なるべく結婚式自体を白紙にしたかった。納得して挙げることができるなら挙げたいが、どっちを取ろうと結婚式を考えることで苦しめられている感覚がありました

式場に連絡した時の対応は自分たちが思っているより、対策や方針はそこまで決まってはいませんでした。おそらくコロナに対して何が正解かわからなく、ずっと模索状態だったのだろうと勝手に思ってました。
白紙にできる可能性はほぼこのタイミングでなくなったので、次に私たちが考えた方法は

・会場を小さくして親族だけで行う(両家家族だけ)
・オンライン結婚式 (当時式場は構想段階)
・挙式だけ行うことは可能か

この3つのうち可能になりそうだったのが、「会場を小さくして親族だけで行う」という案
当時の私たちも(今も)何が正解かわからないからこそ会場と最大限向き合い自分たちが納得して進めていこうと決めました。

緊急事態宣言後

 ※ 当日挙式をあげることために動いていきます
宣言前後ガイドラインが式場から提示され、感染者数を東京で一桁台ということもあり、職場は呼べずとも友人は呼べるかもしれないと考えるようになりました。
なぜ友人は呼べると考えるようになったのかというと
会場を小さくして親族だけで行う」に対して会場小さくせず元の会場で親族だけで行うことが可能になり、十分な広さと距離感(ソーシャルディスタンス)を保てば友人も招待することは可能ではないかと考えたためです
また、なるべく呼びたい方を呼びたいというのは心のどこかにずっとあったというのもあります。
6月13日 : 3ヶ月ぶりの打ち合わせ
 再度流れと式場でできることの確認
この時に気にするようにしたのが、

1. 友人と親族の移動などに伴う動線
2. 飛沫防止対策(アクリル板などの仕切りの設置)

この2つを最重要項目としていました
友人と親族などの移動に伴う動線
親族には60代、70代の方がいるのでなるべく感染リスクを減らすために友人と交わる頻度を減らしたかった。例えば挙式までの移動方法や披露宴会場までの移動、ウェルカムスペースの過ごし方など
飛沫防止対策(アクリル板などの仕切りの設置)
会食での感染が増える始めていたので、飛沫防止する方法としてアクリル板などの設置が可能であれば設置させたかった。
式場としてアクリル板などの仕切りは用意してもらえず、私たちで用意できれば可能とのことでした。しかし、アクリル板は決して安くなく、数万から十数万円するのでどうするか悩みました。
また、会場の席に座りアクリル板の設置イメージを確認するとアクリル板を置くことでどこまで防げるか疑問が残りました。理由として両サイドは決して防げる状態ではなかったのでアクリル板は意味ないかもしれないとなりました。

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直前2週間

6月末から感染者数が週単位で倍倍に増えていましたが、このタイミングでは再延期の案は完全になくなりました
予定通り行う or キャンセル料払ってでもキャンセルする
この2通りしか考えていませんでした。
なぜなら再延期した場合、できる保証がなければモチベーション維持への不安がありました。
また3月の時とは状況が違う感覚がありました
・20代30代の感染者数が増えているが無症状が多い
・重症者数が増えていない(当時は減っていた)
・死亡者数も同様
・得体の知れないコロナから少しずつ解明されてきている
など他にもありますが、感染対策をしっかり行えば行えるだろうと。

やると決め気にしていた2点について以下のようにしました。

1. 友人と親族などの移動に伴う動線
2. 飛沫防止対策(アクリル板などの仕切りの設置)

友人と親族などの移動に伴う動線

・受付を親族と友人で分ける
・挙式へは先に親族を招いた後、友人が入っていく
・挙式後のフラワーシャーはなしにし電動バブルシャワー
・バブルシャワーには親族は参加せず、挙式後に披露宴会場へ先に案内
・友人だけ残りそこで記念撮影
など

飛沫防止対策(アクリル板などの仕切りの設置)

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アクリル板の代わりに透明なうちわを用意
透明にすることで扇ぎを抑制し、うちわにすることで持ち運びを可能にすることで移動時の予防をあげる目的です

その他にもまだやれることはあるのではないかということで、各自にミニアルコールボトルの用意、マスクの用意をすることにしました
アルコールの濃度は最低70%のものを用意
(濃度50%以上のエタノールに、接触時間1分間で十分な新型コロナウイルス不活性化が可能となっているが、念のため70%以上とした)

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終わってみて

私たちはこのタイミングで結婚式を行ったことは正直わかりません。感染対策もまだまだできたと思います。
結果だけみると、感染者が出た報告は受けてないのでやって良かったねとなるかもしれません。
しかし、
感染者がでなければ成功
出た場合は予防不足で新郎新婦のエゴが招いた結果だ
と判断していいのでしょうか?そう判断するのはちょっと酷だなと思っています。
結婚式は新婦の目線で考えると、
・着たいドレスがある
・日頃の感謝を伝えたい(親や友人など)
・結婚式してスタートラインに立てる
などいろんな思いがあり結婚式をしたいのだと思います。実際嫁は人前に出ることを決して好きじゃないことを考えると結婚式を少しでもやりたいと思えるくらい大事なイベントの一つなのである。
私もなぜ結婚式をするのか考えていました。
新婦のため、親族や友人などに感謝を伝える場にすること。それも大事ですが、初めて夫婦として一つの目標に向かってやりきる機会だと思ったということです。
付き合っている時はいろんな場所へ行ったり、食べたり好きなところがよく見える状態であります。しかし結婚式は締め切りがあり、お金、方向性などしっかり話し合わないと前に進めません。よく家族も一つの会社といいますが、まさにそのことを最初に味わえるのが結婚式だと思います。いいところも悪いところをしっかり準備の段階で向き合った方が良いということ。私たちの結婚式はコロナと向き合う機会でもありましたので、従来では味わえないことを味わえたことに関しては良かったと思っています。

対策したことのまとめ

簡単に
・動線 (友人と親族などリスクがかかりそうなこと)
・ペンは一本一本消毒
・受付のご祝儀はトレイを使い直接触れないようにする
・透明なうちわ
・各自にアルコールボトル
・マスクの用意
・決行人数を減らす or 式場を大きくする
・当日マスクや消毒の徹底

エンジニアでなくともテックなことをしたい方へ

最後に楽しい気持ちになってもらいたいので、
スタートアップのCTOが教えるエンジニアじゃなくともテックなことを教えたいと思います。
8thWALL

AR(Augmented Reality) : 拡張現実のwebアプリを簡単に作れるということです。
いくつかこの8thWallには多くあるのですが、その中でおすすめは
three.js: Image Targets Flyer」です。

タイトルなし

・読み込みたい画像
・再生させたい動画
これと少しコードを書きますが、コピペとアップロードしたファイル名など書くだけなので大丈夫です。

最後

色々書かせていただきましたが、このnoteがそこしでも役に立てれば嬉しい限りです。結婚式を挙げたくてもあげられない方が多い思います。それは式場もだと思います。
今回のこの内容は一つの事例でしかありませんので、様々な方が対策などを共有し結婚式をやりたい人ができるようになってければ良いなと願う限りです。

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