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語学オタクのアラ還主婦のお片付け騒動記13〜実家篇〜

こんにちは。アラ還主婦のGerryです。

もうすぐ還暦、ということはバリバリの昭和世代です。

しかも

ものすご〜い田舎で育ちました。

子どもの頃、どれくらいの田舎だったかというと、

⚫️トイレが外。もちろん汲み取り式のやつ。
水道を引くまで井戸水を使っていた。
⚫️有線電話なるものを使っており、交換手(今や死語ですかね)さんに番号を告げてから繋いでもらっていた。普通の黒電話が設置されたのは小学4年生くらいの時。
⚫️今、集落に1基しかない信号機は当時はなかった。
⚫️最寄り駅から集落への道は舗装されていなかった。
などなど・・・・・。
田舎レベルMAX。貧乏自慢ならぬ田舎自慢させたら負ける気がしない。

今ではちゃんと電話もあるし、道路は舗装されているし、トイレも家の中にありますけどね。しかもオール電化でWi-Fiも飛んでます。
半世紀経ってずいぶん進化したようです。

とは言うものの今は限界集落状態で、最寄りのコンビニまでクルマで10分(全然convenientじゃない)。集落にスーパーはありません。
やたらと空き家と空き地が目立っております。

そんな田舎にある実家の土蔵です。昭和の時代のものがどっさり詰まっているわけです。一度火事に遭って泥棒に色々持って行かれているので、お宝的なものは皆無ですが。 

で、

今回発掘されたのは、コレ!

値札がついたまま…

ラケットのような形をしていますが、もちろんラケットではありません。大きさは直径が30センチくらいで、両面が網になっています。持ち手がありますね。

一体なんに使うものでしょうか???

ヒントはこちら!生あられです。いわゆる生チョコとか生ドーナツのような小洒落た「生」ではありません。まだ、火が通っていない、ガチで生の状態のあられです。

地方のスーパーでないと見かけない??

あ、そうそう。
突然ですがあられおかきせんべいの違いってわかります?

あられとおかきはもち米が原料。サイズが小さく5センチ以下のものをあられと呼び、それ以上のものはおかきと呼ばれます。せんべいの原料はうるち米。膨らみにくいので硬めの食感になります・・・だそうです。

で、この謎の道具はあられと深い関係があります。

蓋を開けて中に生のあられをザラザラといれ、そのまま火にかけます。途中でひっくり返したりしながら満遍なく火が通ると、生のあられはぷっくりと膨らんで、いわゆる「あられ」になるわけです。

これくらいの量を入れます


蓋をして火にかけるとこんな風になります

まだまだスナック菓子がそれほど普及していなかった昔は、こうしたあられを自宅でこしらえていたものです。

薄い塩味のいわゆる「田舎あられ」というやつ

お餅を5cm×10cmほどの大きさに薄ーくスライスして乾かしたものは「かきもち」と呼ばれ、こちらはストーブや火鉢の火で焼いて食べたものです。

なんだか「まんが日本昔話」のようですね。

おじさんとおばあさんは火鉢でかきもちを炙って食べましたとさ。

私のばーちゃんはリアルにやってましたけどねぇ。火鉢、使ってましたもん。

このまま土蔵の片付けを続けたら、もっと面白いものが出てくるかもしれません。
うふふ。これは楽しみだ。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。
お片付けはまだまだ終わりません。






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