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語学オタクのアラ還主婦のスマホひとつで海外旅行〜其の十二〜

こんにちは。ペーパーガイドのミュージアム好きGerryです。

日本にある英国の大英博物館に近いものといえば、東京の上野にある国立科学博物館(通称かはく)でしょうか?定期的にいろんな特別展が催されており、多くの人々で賑わっています。

常設展なら大学生以上が630円、高校生以下は無料なんですが、特別展などの企画展になると大学生以上だと2000円はしますかね。

高い・・・😥。

自前の展示物を展示するのではなく、海外から借りてこなきゃいけないからそりゃ経費もかかるわ、ってことなんですが。国立なんだし、もうちょっとお財布に優しいといいな。

そういえば、かはくがクラファンで資金を集めていましたね。結構な金額が集まったそうですが、それだけ金銭的に厳しい状況に置かれているということなんでしょうかね。クラファンで一時的に集めるのではなく、大英博物館のように日常的に寄付を募るという手もあるのにな。もうやってるのかしら?私が知らないだけ?

ロンドン🇬🇧倫敦🇬🇧London ~Episode6~


大英博物館1時間ツアー〜後半〜

さて、Top 10 objects to see の後半戦です。

<Upper floors>

Queen from the Lewis chessmen

スコットランド北西部のルイス島で1831年に発見されたチェスの駒。78個が見つかりました。多くがセイウチの牙で作られており、すべての種類の駒が揃って発見されました。1150年〜1200年頃の作です。顔がちょっと怖いですね。クイーンはなんだか物憂げです。大英博物館が67個、スコットランドの国威立博物館が11個収蔵、展示しています。2019年に新たに1個が発見されたと報じられました。
そういえば、これのレプリカ持ってたな・・・。

ルイス島のチェス駒 キングとクイーン

The gilded inner coffin of Henutmehyt, a Theban priestess

大英博物館の定番といえばミイラです。ミイラとはポルトガル語のmirra(ミルラ)から来ているようです。ミルラとはミイラを作るときに使われる没薬もつやくのことを指します。日本語では木乃伊と表記されます(どこをどう読めばミイラになるんだか・・・でも、なんかミイラが木っぽいところは合ってるっぽい)。
オススメされているのは金メッキが施された内側の棺です。ガラスの装飾もされています。テーベのHenutmehytという名の女司祭のものと考えられています。こんなに美しい棺に入れたれていたということは、かなり身分や地位の高い女性だったのでしょうか。

金メッキが施されたミイラの棺


The Standard of Ur found in the Royal Cemetery in Ur

紀元前2500年頃シュメールの古代都市ウル(現在のイラク南部)から出土した工芸品。発見者の説にしたがってスタンダード(旗章、軍旗)と呼ばれていますが、正確な用途は不明です。貝殻や赤色石灰岩、ラピスラズリなどのモザイクで戦争画などが描かれています。旗というよりは箱のようにしか見えないのですが、それはさておき、とても繊細な細工が施されていて見ていて飽きません。ずっと眺めていると日が暮れそうです。日暮らし門ならぬ日暮らしスタンダード(伝わってます?)。

ウルのスタンダード

<Lower floor>

Brass head of the king of Ife, Nigeria

1300年〜1400年初頭、ナイジェリア南西部イフェの地を治めていた王様の頭部。真鍮しんちゅう製。顔中に描かれた縞模様と口の周りの黒い点が特徴的。面白い飾りのついた王冠をかぶっていらっしゃいます。前に立つとじっと見つめられているようです。700年以上も前にこのような金属加工の技術があったことに驚きました。

イフェの王様の頭部


とにかく収蔵品が多いので、どれを見たらいいのかわからなくなってしまいますね。まずはこのおすすめの10点を見て、興味深かったエリアの展示品を細かく見ていくというというやり方がいいのかな?気の向くまま、興味の向くまま、楽しめればいいですね。

最後に、大英博物館に来たらこれだけは見逃せない展示品、ロゼッタストーン。
今はガラスケースに入っていますが、34年前に新婚旅行で訪れたときにはむき出しだったような・・・と思い調べてみたら当時の写真が残っていました。

1989年のロゼッタストーン ガラスケースはありません
2023年のロゼッタストーン ケースの中ですっくと立ってます

うーん、時代を感じるなぁ・・・。1989年当時はこっそりちょっと触ってみたような気がします。特に警備員さんとかもいらっしゃらなかったしね。

大英博物館の公式HPを見れば、所蔵品の詳しい情報やさまざまな角度からの画像を見ることができます。マップもあり、そこにも見逃してはならない展示品の情報があります。ぜひ、ヴァーチャルで大英博物館をお楽しみください。

Fish&Chips再び

さぁ、もうすっかり夕方になってしまいました。結局1時間では回りきれず、その他にも見たいものがあったので、なんだかんだで3時間近く滞在しました。
夕食はまたもやFish&Chips。だって、好きなんだもん。帰り道によさげなお店があったので入りました。
ここのFish&Chipsにはタルタルソースがついてました。最初はビネガーで食べて、味変するのにちょうどいいかな?ポテトは多すぎて食べきれず、持ち帰りにしてもらいました。

2回目のFish&Chips

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

ロンドンの次は最後の訪問地パリです。












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