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性差別を受けることに慣れ過ぎてはいないだろうか

参院選の投票後、出口調査で夫がアンケート記入を求められた。夫は「みゆ書く?」と聞いてきたが、担当の方から「男性の方でお願いします」と言われ、夫が書いた。

私は「何故男性だけなの?女性差別じゃない?」と少しイラつきながら言葉を発した。

担当の方から「男女同数です」と言われたが、それなら何故最初からそう説明しないのかと、また少しイラついた。

帰りの車の中で夫が「オレは、男性の方でお願いしますというのを聞いて、きちんと男女同数でやってるんだなと感心したけど、みゆは長いこと差別に苦しんできた経緯があるから、パッと差別だと思っちゃったんだね」と言った。まさしくそうであった。

私は今回、あ、これは気をつけなければいけないなと、大いに反省した。普段から「自分が嫌だなと思うことをされても、相手にだって何かしら事情があるのかもしれない」と考えるよう努めていたはずだったのに、今回はそのひと呼吸がなく、瞬発的に差別だと反応してしまった。そして実際には差別ではなかったと分かったのに、今度は説明不足だったと担当者に対して不満を抱く。

これはとんでもなく危険なことだと思う。私が性差別に苦しんでいても、それは私の側の事情に過ぎない。担当者の方は男女交互にアンケート記入を依頼していただけなのだから、私のイライラは100パーセントその方には関わりのないことなのだ。私はひとりで誤解し、ひとりでイラついた。この愚かしさと滑稽さが伝わるだろうか。

性差別を受けることに慣れ過ぎたが故に、実際には性差別ではないことを、瞬発的に性差別だと判断してしまう。そこには全く知性がない。それが本当に性差別なのかどうか、まずはひと呼吸置いてゆっくり考えてからでも、イラつくのには遅くないだろう。

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miyu

ツイッターの長文版みたいな位置付けです。私から見えている事象を色々と。茶道教室に通い始めたので今は茶道ネタが多いです。写真は99%自分で撮っています。1%は夫や友人が撮ってくれたもの。コメントはや質問はどうぞお気軽に。

うっすらとした足跡(そくせき)

自分語りです。思い出や日頃の視点など、肩肘張らずに昔話のような感じで吐露吐露と。文体やルールは決めずに思ったままを。
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