見出し画像

山小屋暮らしとデータサイエンティスト

埼玉県秩父郡横瀬町で毎月行われている、はたらクラスに参加。

横瀬町で毎月行われている”はたらクラス”では、地元で働く人と都市圏で働く人、それぞれ1組ずつ招いて働き方の多様性についてお聞きしています。

3月23日に行われたvol.15は「〜小屋・山暮らし/新井亮介・青木翔子 × マーケティングコンサルタント/原野 朱加〜」

私がはたらクラスに参加し始めたのは昨年9月から。旦那さんがこの地域にご縁があって、面白そうな人が話すから、聞きに行こう、ということで参加したのがきっかけ。
気づくと今回で参加は5回目。今まで関わってこなかった職業の人の話が聞けることも面白いし、なぜその職業を選んだのか、親から継いだだけと言う先にも、子供に継がせることはどう考えているのかとか、前職を辞めたのはなんでとか、これからの野望とか。普段あまり聞かないような内容が飛び出すので時間が合う日は参加しています。

今回の登壇者。
新井夫妻:横瀬町武甲山の麓で山小屋を作り、ヤギや鶏を飼い、カフェを営み、生きる事に本気で向き合ってらっしゃるご夫婦。
原野さん:データサイエンティスト。高校生の文化祭の運営でマーケティングの面白さに気付くも、大学では情報を専攻。現在は両方を生かすべく、情報を読み解きマーケティングに生かされています。

全く真逆の生活をしている3人の視点から”はたらく”についてお話が聞けました。 忘れたくないこと、感じた事など、覚書。彼らが話したことと、私が理解したこと。ざっくり。

・山小屋暮らしは現代の百姓
➡︎百姓=農作業ではなく、百通りの仕事をすること。飲食も大工も魚の養殖も、木こりもWebデザインも…生き方全てが生活であり仕事。

・半時給自足
➡︎お金と距離をおきすぎない。プロセスや不便を楽しみ、作る楽しさを感じる事。
調べればYouTubeでもブログでも、いろいろなノウハウを公開している人がいる。それはありがたく教授するし、ふだん旦那さんは平日は契約社員のお仕事もしてる。恩恵が得られるものは得て、自分で出来ることはやる。全部を自給自足にしない柔軟性もだいじ。

・何もない=何でも出来る!
➡︎武甲山での暮らしは、冬は寒いし凍結するし、雪かきも自分たち。結構大変。だけど、生きていく力が養われる。お金があっても楽しくない生活もある。なんでも自分たちでやる。お金を稼ぐだけが、生きる力じゃないのではないか。

・本当に、仕組みのこと、知ってる?
➡︎当たり前に生きていると、知らないことが多い。下水道ってどうなってるの?水ってどうやって引いてるの?なんでもなく使っているものも、誰かが必ず処理をして便利に使わせてもらっている。便利なことが当たり前なのも良いけれど、お金で解決するだけではないこと。本質に触れることって大切じゃないかな、など。

・データサイエンス、は身近な存在
➡︎目的があって、データがあって、どう分析するか、の流れ。難しく考えすぎなくてOK。データというと膨大な数値が必要になると感じたり、膨大な数字が並ぶと拒絶反応を示したり…だけど、店に並んでいる品数ならば数えただけでも"データ"になる。

・何かの目的のために、データを駆使して解決する
➡︎肌感覚で判断しているものを、現実的に見える形で表現できる。こういった背景があって、こういう状態が予測できるから、こうですと言った流れ。データにどうアプローチしていくかは仮説を立てて進める。だけど、その仮説に合わないデータが出てきても排除してはダメ。こうなったら良いなという仮説を立てても、都合の良い解釈ではなく、客観的にデータの使用が望ましい。

・日常で取られている情報は怖いか便利か
➡︎︎︎︎︎︎︎︎検索エンジンの履歴、ネット通販での購入履歴、個人の趣味嗜好を解析できるようなデータは日常的に取られている。オススメの商品や、広告などは個人に合うものが表示される。それを便利と捉えるのか、情報が取られて怖いと感じるのか。便利さを示し続けることが必要。

はたらくこと、生きること、どんな人生にしたいんだっけ。
私はこういうことを考えることから逃げていました。今も、あまり正面から受け止められてない部分もあるけれど、こういった機会に触れる事で、どんな人生にしていきたいのかを考える時間は増えています。答えは出なくても考えることが大切だし、動きながらアップデートしていけば少しずつ道は開けるかな、とポジティブに捉えています。

自分の理想はあったほうが良さそうだけど、たまたま聞いたお話に、素敵だなって心奪われる時間があるのってとても楽しい。今回のはたらクラスも山暮らししてみたい!データ活用してみよう!って、今まで思ったことのない感情や憧れが出てきて、とても素敵な時間になりました。

他人の価値観に触れる時間は、今後も積極的にとっていこう。自分を拡大するチャンスは、自分で作らなきゃ。

#働き方 #生き方 #人生 #横瀬町  

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?