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明日、十二月大歌舞伎初日

西暦2022年12月4日(日)
旧暦霜月十一日
小雪
橘始黄(たちばなはじめてきばむ)

明日
十二月大歌舞伎初日

十一月から続いての、
十三代目市川團十郎白猿襲名披露
八代目市川新之助初舞台の
公演です。

今日は、歌舞伎座から歩いてすぐの『東劇』に展示されている
『勧進帳』のお衣装をようやく観に行くことが出来て、
わたしの中で『十一月』の襲名公演が終わりました。

明日からの十二月大歌舞伎は、
夜の部の『助六由緣江戸桜』以外の演目はガラリと変わります。

特に楽しみなのが、
大好きな『毛抜』

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歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)

粂寺弾正が活躍するおおらかな歌舞伎十八番

小野小町の子孫、春道の屋敷では、家宝である小町の短冊が盗み出されたうえ、
姫君錦の前は原因不明の病にかかり伏せっています。
そこへ、姫君の許婚である文屋豊秀の家臣『粂寺弾正』が様子をうかがいにやって来ます。
髪の毛が逆立つ姫の奇病を見た弾正は、手にした毛抜がひとりでに踊り出したことから、
姫の奇病の仕掛けを見破るという推理もの⁉️

歌舞伎十八番の一つで、二世團十郎が寛保2(1742)年に大坂で演じた
『雷神不動北山櫻』のなかの一幕。
豪快な荒事の演技のなかにおおらかさも感じられる作品。

このたびは八代目新之助が成田屋最年少で粂寺弾正を勤める。
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歌舞伎公式総合サイト、歌舞伎美人(かぶきびと)より引用

歌舞伎美人👇

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/770

歌舞伎美人では『明るく華やかでユーモアたっぷりの荒事のひと幕にご期待ください』とありますが、
本当に毛抜という演目は、
泥棒と姫の奇病の原因の犯人探しの推理ものでもあり、
その中には、ちょっとユーモラスなお色気シーンもあり、
明るくて、楽しい作品です。
主役の粂寺弾正のお衣装も華やかで綺麗。

史上最年少、9歳でこの主役に挑む、八代目市川新之助丈。
歌舞伎の歴史が動く、見逃せない瞬間に立ち会える幸せを噛み締めたいと思います。

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