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どんな音にしたいのか

先日お世話になっているチェロ教室の発表会がありました。
もちろん私はまだレッスンは1回しか受けていないので
マダム先生からの「見学にいらして」というお誘いで
自分が出ないから気楽な気持ちで
伺ってきました。

20名ほどの門下生の方々。
アンサンブルもありで、
お1人お1人さまざまな音を
聴かせていただきました。

どなたも存じ上げないので
1人だまって5時間ほど過ごすのかな
(音出し、全体練習から見学しました)
と、思っていたのですが
思い切って話かけたり
話しかけられたりして
気が付けば演奏以外は
ずっとお話をしていました。
皆さん、本当にいい人…。
たくさん楽譜も拝見できました。

こちらのお教室は春・秋と発表会がありますが
皆さんからは「秋、ですね!(ニヤリ)」と
さんざん言われまくり、
気軽に参加していたつもりが
だんだんと「はて?秋ということは…???」と
だんだん自分事として発表会を拝見しました。
(こちらがマダム先生が見に来てと言った意味だよね)

今はクラシックを中心に
たくさんの音楽に触れていますが
自分がどういう音を出せるようになりたいのか、とか
どういうタイプの曲が弾けるようになりたいのか、などなど
すごい勢いで考える機会となりました。
秋の発表会まであと5か月。
どれくらいまで弾けるようになるか、じゃなくて
どこまで持っていけるか、くらいの気持でやらないといけない!と、
門下の方々の演奏やお話を聞いて気持ちがシャンとなりました。

今回の発表会で思ったのは、
・作曲した人の「言いたいこと」を聞く
・背景も知る
・下手でも「俺の音楽を聴け~by千秋先輩inのだめカンタービレ」
 くらいの気持で弾く。
・本番は練習の半分くらいしかできない可能性もある
 練習は本番のようにやる

テクニック的なことは
・基礎練習はやっぱり大事
・ピッチは訓練
・音を1つ外してしまったとしても
 気持ちも弓も負けないようにする
・楽譜と音源を合わせて何度も聴く。
 メロディーライン歌えないのは
 自分の中にその音のイメージがないと感じます。

偉そうなこと書きました。

発表会がゴールじゃないけど、
発表会を目指してチェロという楽器の山を
いくつもいくつも登っていくのだろうと思います。
登頂をやめて下山したりすることもあるかと思います。
それでも、
そこに山があるのなら
私は登っていきたいと思います。

そんな決意の日、でした。
自分が出てないのに笑

でもそんな思いにさせてくれたのは
門下生の皆さんの演奏を聴いたから。
先生の思いにも触れたから。

なんていい日だったのでしょう。
数年ぶりに意欲、というものがみなぎった日でした。




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