「ザ・リッツ・カールトン京都」で年越し!2023年大晦日→2024年元旦の宿泊記。
とんでもない幕開けとなってしまった2024年の元旦だが、まさかそんなことになろうとは予想だにせず、わたしは石川へ帰省する前に京都を経由して、2023年最後の旅行をしていた。
この日のために2023年を生きてきたといっても過言ではないほど楽しみにしていた、2023年12月31日。大晦日を過ごすべく向かったのは「ザ・リッツ・カールトン京都」。
このタイミングで楽しい内容の記事を出すのは迷ったが、大晦日という一年の中でも特別な日の宿泊記はレビュー記事の中でも数は多くないと思うので、記事にしておこうと思う。
ザ・リッツ・カールトン京都へのアクセス
アクセスは、JR京都駅よりタクシーで15分ほどの場所。タクシー料金は片道2,000円程度だった。ちなみに周辺にコンビニはないので、途中で寄ってもらった。
エントランス
車寄せでタクシーを降りると、お出迎えのスタッフの方がすぐに荷物のお手伝いをしてくださる。館内を案内していただきながら、お部屋へ向かった。
この日はお部屋の準備ができていたということで、お部屋の中でチェックインができたため待ち時間はゼロだった。
大晦日のリッツ・カールトン京都
お正月ムードの館内。日本らしい一つひとつの装飾が非常に素敵だった。
ルームツアー
お部屋
今回宿泊したお部屋のタイプは、デラックス・キング・シティビュー。
浴室
さくらの花がモチーフとなっている、広々とした浴室。アメニティは最近「Diptyque(ディプティック)」のものになったのだそう。洗い心地もよく、癒されるいい香り。
身体を洗う用のボディタオルとヘチマたわしは、バスタブの隅に置かれている。
洗面台
テレビ付きの洗面台。石けんとボディミルクは、お風呂のアメニティと同じくディプティック。おしゃれな箱に入っているものは洗顔石けん。ドライヤーは大きめで、TESCOMの至って普通のもの。
他にも、歯ブラシやカミソリなどが備え付けられている。
なお、お手洗いは洗面所の奥にある。
その他設備・アメニティ
サービスのドリンクは、ネスプレッソ(カプセル3種)、ほうじ茶、ロンネフェルトの紅茶。水はお願いすれば追加でもらえるようだった。有料のスナックコーナーに備えられているお酒が、京都のジン「季の美」なのもさすが。
ちなみに要注意なのは、お部屋に冷蔵庫はない。もし持ち込んだもので要冷蔵のものがあれば預かってもらえる。
寝巻きは、クローゼットに浴衣が用意されている。
ベッドまわりには、明かりの調整パネルと電源、スピーカー。
ウェルカムギフト
大晦日ということで、ウェルカムギフトも普段とは違う特別なものらしい。まずは、冷え冷えのスパークリングワイン。ラベルもリッツ・カールトン!
箱の中身は、ミニパンケーキの素敵なおつまみセット。ちなみにキャビアの蓋が硬くて開かず、スタッフの男性に開けていただいた(無茶振りしてしまって申し訳なかった…笑)
お茶菓子は、抹茶のおせんべい。
朝食(アメリカン・ブレックファスト)
元旦の朝食は、通常のものに加えて事前予約でおせち料理を選択することもできた。わたしたちはお目当てがあったため、アメリカン・ブレックファストを選択。
アメリカン・ブレックファストのメニュー。いずれもおかわり可能。
パンが大好きなわたしたちのお目当てはこれ!「ピエール・エルメ・パリ」のクロワッサン。左から「クロワッサン」「パン・オ・ショコラ」「クロワッサン・イスパハン」「クロワッサン・バニーユ」。
「パン・オ・ショコラ」「クロワッサン・イスパハン」を食べたが、びっくりするくらいおいしかった。無限の胃袋があれば全種類食べたかった…。
※ちなみに、館内には「ピエール・エルメ・パリ」のブティックがあるので、クロワッサンを購入することもできる。ひとつ400円程度。ブティックではケーキやマカロン、焼き菓子も購入が可能。
そして、朝食のMVPはこれ。「ピエール・エルメ・パリ」のフレンチトースト。テーブルにきたらアツアツのうちに食べてほしい。
具材をおまかせミックスで作っていただいたオムレツ。硬さの好みまで聞いてくれる。
エッグベネディクト。たまごを割ってみると、黄身の綺麗なオレンジ色とそのおいしさにびっくり。宇治の「WABISUKE」というたまごなんだそう。
フルーツもたっぷり。レストランで調理しているというプレミアムラスサーモンのマリネがあまりにおいしくておかわりした。
ドリンクのコーヒーやラテもおいしい。牛乳やヨーグルトもある。
大晦日・お正月限定イベント
大晦日カウントダウンパーティー
わたしたちは参加しなかったが、大晦日の夜にはガラディナー・カウントダウンパーティーが開催された。イベント情報は、先ほどのおせち料理の予約と同じメールで案内されていた。
庶民のわたしは、その価格にぶっとび。本来、大晦日のリッツ・カールトンに宿泊するのはそのようなパーティーに迷わず参加できる豊かな方々なのだろう(精進します)
参考までにわたしたちの大晦日の過ごし方だが、周辺に飲食店があまりなさそうなのと、大晦日でお店が営業するかもわからないため、京都駅前の伊勢丹でデパ地下グルメとケーキを調達。先ほどのスパークリングワインとおつまみを加えて、気軽なディナーと紅白歌合戦をお部屋で楽しんだ。
また、冷蔵食品の預かりとお惣菜のあたためをお願いしたところ快くご対応いただき、あたための料理はお皿に移して持ってきてくださった。何品か預けていたので、どの料理を温めるかダイニングのシェフがお部屋に電話して確認までしてくださる神対応。すごいとしか言いようがない。
元旦のイベント
元旦の朝には、鏡開き・餅つきが開催された。多くの宿泊客が参加し、非常に盛り上がった素敵な時間だった。スタッフの方は、振袖や袴といった華やかな装いで楽しませてくださった。
なお、イベントが9:30からだったのと、8:00以降の朝食会場が混み合うとのことだったので、朝食は7:00に予約。少し早起きだが、このスケジュールが大正解だったのでおすすめ。
総支配人のカルロスさんが音頭を取って鏡開き。お酒のほかに、オレンジ・アップルジュースも用意されていたので、お子さんやお酒が飲めない方も安心。
日本料理の板前さんたちによる餅つき大会。一回目のお餅を調理する間に、お子さんたちを中心とした参加者による餅つきも。段取りもバッチリ。
お餅の味は3種類。きなこ、あんこ、大根おろし。温かいお茶もいただける。朝食でお腹いっぱいになりすぎるとお餅が食べられなくなるので、ご注意を。つきたてのお餅はとってもおいしかった。
こうして、午前中は朝食後に館内イベントを楽しみ、正午にチェックアウトした。
いつ予約したの?いくらだったの?
さて、ここまでお読みいただいた皆さんは「かの、おリッツ・カールトンだもの、大晦日なんてさぞお高いんでしょう?」と気になっているのではないだろうか。最後に、価格などの情報について記載しておく。
前提(わたしの情報)
「Marriott Bonvoy ® アメリカン・エキスプレス ® ・プレミアム・カード」(旧:spg アメックスカード)を所持。
Marriott Bonvoyのステータスは、プラチナエリート。
いつ予約したの?
わたしが宿泊予約をしたのは、2023年5月31日。大晦日の半年前に予約している。あの日の自分を撫で回して褒めてやりたい。
いくらだったの?
前述のクレジットカードで貯めたマリオットポイントで全額を支払ったため、わたしが今回の宿泊で支払った金額は0円。(このカードは直接の知人であれば紹介可能であるため、知人で詳細が気になる人は連絡してほしい)
なお予約時点でのポイント数については、126,000ポイントだった。
参考までに、この日の同タイプの部屋の通常宿泊料金(朝食付き)は、予約時点で約46万円。価格はタイミングによって変動するので、別のタイミングで見たときの通常価格は50万円を超えていた。大晦日は、一年の中でも価格の高い日のひとつだ。
つまり今回は、50万円ほどの部屋に無料で宿泊しているということになる。(なんということでしょう…)
プラチナエリート、なんかいいことあった?
この日は大晦日ということもあり、お部屋のアップグレードと、最長16時までのレイトチェックアウトの適用はなし。特典で朝食は無料(通常1名:6,325円)
滞在を振り返って
とにかくスタッフの皆さんのチームワークとホスピタリティが素晴らしく大満足の滞在だった。プロフェッショナルの仕事とはこういうことか…と学びが多かった。
たまには背伸びしてこのような体験をすることがさらに頑張る力になると、一流ホテルに滞在するたびに思う。
2024年は元旦から、地元の石川県で能登半島地震が発生するという大変なスタートとなったが、少しでも世の中の役に立てるようこの一年を頑張って過ごしていきたい。
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