娘が突然、
「おいちゃんはねー。ぱんがすきなのー。あと、ぎゅうにゅうー。」
と言いだした。

おいちゃんというのは、私の兄のこと。
娘からすると、叔父にあたる。

「じゃあ、ばあばは何が好き？」
と聞くと、
「ばあばはー、やさい！あとふるーつ！」

ここで、ふむふむ、やっと飲み込めた。

どうやら娘にとって、
「よく食べているもの」＝「好きなもの」
らしい。

ばあばは本当は卵が好きなのだけど、病院からの助言を気にして食べるのを控えているし、おいちゃんは娘や両親が好きだからパンをよく買ってきてくれる。まあ、もちろん好きなものであることには変わりないんだろうけど、きっと「好きな食べ物は？」って質問したら、それぞれ違うものが返ってくる気がする。

娘からしたら「んー、まずい」なんていって青汁を飲んだり、ダイエットのためにアイスを控えるとか、健康のために野菜ジュースを飲んだりすることはありえないんだろな。

よく食べているものは、好きなもの。
それ以外の例外はない。
子供ってなんて素直なんだろう。
かあさん、感動しました。

…

ちなみに。
「じいじはー、ちょこ！ちょこばっかりたべてるー！」
と言われたじいじは、こどものように欲求に素直な人だね。笑。

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