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理想の世界をみるために。

昨年、写真と文章でお手伝いさせていただいた「Rebuilding New Culture」 という本の「あの人から見たリビセン」というコーナーの中で、対談相手の方々に「どんな世界(未来)をみているのか」を教えていただいています。

自分が見たい未来。
理想の世界。

言い方は色々あるけれど、要は、自分が生きやすい世界とか、自分がわくわく楽しく過ごせる環境、ということです。

思い返すと、私も「自分の見たい世界」を実現するためにこの10年間を過ごしてきたのだなあと気がつきました。

それは、霧の中を歩くようでした。はじめは、ぼんやりと見えるだけの目的地。一歩一歩歩進むことで、目的地がすこしずつクリアになっていった感じです。

写真の学校に通っていた頃、「写真で食べていく」ことが目的になってしまって、結果的に自分の好きから遠ざかっているように見えるクラスメイトがいました。それを私はとっても残念に思ってたんですが、今から考えれば、その子はその子なりの方法で生き方を模索していたんだなと思うのだけど、そのときはなぜか引っかかって仕方なかった。じゃあ、どうしてこのことに私が反応してしまったかというと、私の価値観と違っていたから。「私の価値観はこういうものだ」ということを私自身に気付かせる、大切な出来事だったのだと思います。

私の見たい世界。
それは、どんな環境でも、誰でも、いつからでも、自分の好きなバランスではたらきかたや暮らしを選べる世界です。

そういう世界が広がったら(私は)しあわせだなあって思っています。

だからきっと、「美大かなんかを出てないとアートの仕事にはつけない」という思い込みを壊すために、OLから写真の道に進み、「スタジオマンやベタ付きのアシをしないと写真の仕事はない」という常識を外したくて、別の方法をさがしてはチャレンジして。「赤ちゃんがいたら仕事はできない」という自分の思い込みをなくしたくて、クライアントさんに現場に連れていってもいいかを聞いてみたり(OKしてくださったクライアントさんの懐の深さに大大大感謝!何度取材旅に娘と行くことができたか…涙)。

私の見たい世界は、すこしずつ見えてきつつあるけれど、もともとのスローな性格もあいまって、まだまだこれからです。

それでも、見たい世界を実現するために仕事をするのは心が満足するし、しあわせを感じる機会が増えていきます。
そして、こういう生きかたもあるよって、体現していきたいなと思ってます。

特に女性が、「子どもいても、あんなチャレンジもできるんだ!」とか「主婦でもあんなことやっていいんだ!」って思ってもらえたらうれしいな。

今年はさらに、チャレンジを重ねていきたいなと思っています。(応援いただけると、ものすごく喜びます!!!)


いつも読んでくださって、ありがとうございます! いただいたサポートは、新しい働きかた&暮らしかたを模索する実験に使います。