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南相馬での2泊3日旅行記



自己紹介

訪れた日がオープンだったコクリヤさん

大学で地理を学んでいる前田美優です!私は元々地方創生やまちづくりに興味があったわけでは無かったです。きっかけは大学一年生の時の岩手県陸前高田市広田町での8ヶ月間に及ぶ地方創生プログラムでした。広田町に5回訪問し、最後に現地でイベントを立ち上げたのですが3回目の訪問まで何も決まりませんでした。そこで小学校にアポ無しで凸った結果校長先生と面談させてもらえることになりました。私たちの取り組みに賛同してもらい、小学生たちにインタビューを行えることになりました。そこで印象的だったのは大人たちはネガティブなことばかり言っていたのに対して子供たちは希望に溢れていたことです。地域を活性化するためにイベントを立ち上げるなら子供たちへ向けて立ち上げたいと強く感じ、子供たちへ向けてイベントを立ち上げることになりました。しかし来場者数0人を記録してしまいました。そこから地域活性の難しさを知りさらにやってみたいと思うようになり今に至ります。

波がずっと押し寄せていました!
サーフィンの聖地です!

行程

1日目 
・オリエンテーション
・小高散策
・ロボットテストフィールド

2日目
・野菜収穫体験
・鹿島散策
・セデッテ鹿島
・MYSHインターン
・交流会

3日目
・乗馬体験(私は高所恐怖症のため馬散歩)
・街中散策

ロボットテストフィールドにあったロボットです!
ガンダムみたいでかっこいい

南相馬についての印象

私は福島自体に来たことがなく南相馬の印象も自然が豊かとか東北にあるというアバウトなものでしかなかったです。震災で被害に遭われた地域であるとか原発事故の被害に遭われたとかそういうことを除いて地域の特性というものはゼロと言っていいほど知りませんでした。そして来てみて感じたことは、自然と町が調和していることです。小高鹿島原ノ町と3つの区に分かれている南相馬ですが町や人の雰囲気が違っても近くに自然があることは共通していました。また野菜収穫体験でいただいたお野菜もとても美味しかったです。野菜だけで無く海鮮も絶品でした。特に印象的だったのは、鹿島は、小高は、原ノ町はと区が主語だったことです。地元愛が強いのだなと感じました。大学が無く、高校までしかいないのになぜ地元愛が生まれるのだろうと考えた結果私の中で一つの答えが出ました。不変なものが地元にあると愛を持ちやすいのではないかです。私の住む横浜ではしょっちゅう新しい店が出来たり、潰れたりします。小学生の時にあったお店も最近潰れました。なんで横浜に地元愛を感じないのかと考えた時に、町が常に変わっていくから地元にいると感じることが少ないからだと思いました。しかし、南相馬には海も山もあります。10年や20年という単位では変わらないものが身近にあると人は地元に愛着を持つのではないかと思いました。

みんなで6時に起きて散歩した時に出会った桜です!
満開の時に行きたかったな〜


MYSHの取り組みについての感想

MYSHの取り組みについての感想はまちづくりをプロボノでは無くビジネスとしてやっているのが凄いなと思いました。今までに行った地域ではNPOが主にやっている地域がほとんどで会社が事業としてやっているのはMYSH以外にはひとつしか無かったです。私もまちづくりをしたいとは思っていますが、ビジネスとして成り立たせることは難しいと今回も感じました。南相馬で起業した方が言ってたことで印象的だったことがあります。「雇用を生まないと継続しない」です。東京にいると雇用は溢れてるもので、起業さえしてしまえば人はゾロゾロ入るものと思っていました。しかしそれは東京でしか通用しない狭い価値観だと思い知りました。大学生の中には海外に行って価値観が大きく変わったという人がいます。しかし東京から電車で2時間揺られたどり着く福島でこんなに価値観が変わる経験が出来るのならば海外に行かなくてもいいなと思いました。

図書館の屋上でピクニック

展望

今回のプログラムでは地方創生の難しさを知りました。今の自分には足りないものばかりで二年後本当に携われるのかとても不安になりました。しかしやりたいという気持ちはまだ変わっておらず私は本当に地方創生が好きなのだなと改めて知ることが出来ました。

MYSHの皆さん、古川さん、参加者の3人にはとても感謝しています。三日間ありがとうございました。

初めましてとは思えない程仲良くなりました!

#南相馬訪問体験記 #仕事・暮らし体験プログラム


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