「前世が見えたり、色んな事が分かるお寺の住職さんがいるけど会ってみる？」

17年前のイブの日の夜
参加していたイベントで知り合いの女性から紹介してもらい、年明けの翌月にお寺に伺いました。

初めて会った時
懐かしい感覚と安心感に包まれて、お別れをした後も心がぽかぽかと元氣になれた事を鮮明に覚えています。

お寺に通い始めて仲良くなった頃から和尚さんと呼ぶようになりました。

はじめの頃は相談の時
いつも泣いていたけど笑顔の時間が増えて、月日が流れてヒーラーの勉強を受け始めたことで仲も深まってご家族とも仲良くさせていただいています。

いつの頃からか和尚さんに妹と言って貰えるようになって

不協和音のような家庭で育った私にとって、和尚さんの温もりある家族の一員になれたような氣持ちになれて心は静かな喜びで満たされました。

和尚さんは前世が見えるとの事だったので私は何度か尋ねてみたけど「前世じゃなくて今が大事だよ。」と言って話してくれる事はありませんでした。

昨年の春にお寺に行って「またね！」といつものように手を振っていた和尚さんは、皐月に倒れられて初夏に天に還りました。

和尚さんと最期に会った春の日の午後

お寺は改装中だったので隣のご自宅の客間で、窓からはやわらかくて暖かい陽が差していました。

この日はずっと笑い合っていて、数年ぶりに「和尚さんとの前世を教えてほしい。」と尋ねてみると「天界で同じ志を持つ仲間として地上に生まれる事を約束してきたよ。」と話してくれました。

前世の答えとは少し違う氣もしたけど最期に聞くことができたこと

日々の暮らしの中に倖せがあることを教えてくれたこと、血は繋がらないけど兄としていつも見守ってくれていたことに日々感謝の氣持ちのなか過ごしています。

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ハートスタイルクリエーター ミユリ