見出し画像

「Superliminal」クリア記録

プレイ環境

  • ハード:Xbox Series X

  • クリア時間:4時間弱

プレイ動機

  • 人に勧めてもらっていた

  • Xbox Game Passに入っていたのでやってみた

感想

目の錯覚や発想の転換をテーマにした、ゲームの世界でしか味わえないを体現したようなゲームでした。
終盤では目の前にあるものをすべて疑い、度々ある場面転換後などは今はどんな物理法則の下に置かれているのだろう?と自問しながらゲームを進めたものでした。

設定と演出からくるプレイフィール

主人公の置かれた状況は、英語のナレーション+日本語の字幕で語られます。
ちゃんと理解できていないのですが、私が感じたことを書いていきますね。

主人公は何らかの精神病棟に隔離され、医師の臨床試験??を受けることになります。
理解不能な出来事が目の前で展開するのですが、それは主人公の精神異常による幻覚or夢として理解されます。
医師は遠隔でアナウンスをしてくるのみで、直接姿を現すことはなく、終始孤独なプレイです。
理解しにくい事象との対峙を繰り返し、主人公の猜疑心と連動するように、世界は少しずつ不穏な雰囲気を帯びていきます
直接的なドッキリ演出こそ有りませんでしたが、「diet」の文字を見切れるように配置して「die」を思わせたり、チャスのコマの影でそこに誰かいるように思わせたり、挙句の果ては床に血痕があったりと結構ホラーゲームのような印象を持ちました。
下手にゾンビとかが出てくるよりも怖く感じました笑
主人公の精神の攻撃的な部分が出てきたのでしょうか?

ご乱心パート

中盤には、パッと見の風景は普通なのに、まともに歩いたり出来ないようなほど世界が混乱している風なご乱心パートがあります。
主人公の本格的な精神異常なのでしょうか?
薬物やっている人はこんな感じなのかなと思いつつ、酩酊状態で世界を歩くことに夢中になりました。

終盤にかけて

メインの目の錯覚演出は終盤にかけて、スケールが大きく抽象度の高いものになっていきます。
(序盤は巨大なチェスのコマが部屋に置かれている、みたいな状況だったのが、終盤では幾何学的な模様がどこまでも続いている空間に放り出されたりしました。)
また、コロコロと場面が転換し、どこか深淵の最深部に向かっているような感覚がありました。

深淵にたどり着いたのか、最初の地点まで引き返していく演出が入ります。
なんかいい雰囲気の音楽が鳴り、ダイジェスト的に今までの旅路が短いスパンで再現され、よくわからないけど「ここまでの旅路も悪くなかったな」と思わせるような感覚が有りました。

終わりに

畳み掛けるように展開していく場面と、怒涛の振り返り演出により、結構心は満たされていきます。
反して、何がきっかけでいい感じに終わったんだっけ?が全然理解できないまま終わってしまったのが悔やまれました。
治療の目的が果たされたのだったかな?

何気に一番印象的だったのが、 3Dオブジェクトが床や壁のペイントに変換されたり、その逆の変換が行われたりする演出です。
見た目上にはその場にあるように見えた物体がプレイヤーの動きに合わせて変形するように見えるわけですが、ゲーム的には3Dオブジェクトがある瞬間に目の前から消える瞬間があるはずなで、その当たりの動きが素朴に気になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?