就活期よりも本質的な自己分析 vol.2 予定説信仰編

1.はじめに

みなさんは「予定説」をご存知でしょうか。簡単に説明すると、人の運命は生まれた時から全て決まっているという考え方です。
例えば、俺がスペイン語を再々履になったのは生まれた時から決められていたことで、もしかしたら今年も落として留年してしまうかもしれませんが、それすら生まれた時から決められていたことだから抗えないよ、という考え方です。(多分独自の解釈ではあります)

2.予定説信者になったわけ

どうして自分が予定説を信仰しているのかというと、そうじゃないとやってられないことが多すぎるからです。一種の宗教だと思ってください。聞いた話によると、「究極の自責思考」だと、この考え方になりやすいそうです。
トラブルが起きた時に、自分だけの責任じゃなかったとしても、自らの過失のみにフォーカスしてしまうので、自分を責めて苦しくなりがちです。(相手ばかりを責める他責思考ニキは世間からはモラ気質と呼ばれてますね。)
あとは、大きな災害が起きた時、例えばコロナで僕らの大学生活がぶっ壊れてしまったのも、予定説に当てはめちゃえば簡単に消化できます。決められたことだったんですから。
何においても、「いや、でもそういう運命か」と自分に言い聞かせると楽に消化できるので、そういう一種のお薬みたいなものです。

3.プロポーズ大作戦はいいぞ

そんな自分が人生で一番面白いと思ったドラマが『プロポーズ大作戦』です。ただの恋愛ラブコメとして観ても面白いですが、予定説信者の自分にとっては観ていてハッとさせられることが多く、そのメッセージ性の強さが自分的には一番響いたポイントです。観たことない人も多いと思うので、あらすじを貼っておきますね。

過去をやり直すチャンスを与えられた青年が繰り広げるラブコメディー。健(山下智久)は、思いを寄せる幼なじみ・礼(長澤まさみ)と教師・多田(藤木直人)の結婚式に出席。高校時代のスライドショーが上映されると、健は礼に告白できなかったことを悔やむ。すると、結婚式場の妖精(三上博史)が現れ、健を過去にタイムスリップさせる。

https://thetv.jp/program/0000003467/1/

ネタバレになりますが、結局主人公の健は何回タイムスリップしたところで、運命を変えることはできませんでした。めっちゃ見ててモヤモヤしますよ、「過去に戻ったなら早く告白しろよ!」って。
ただ主人公はこのタイムスリップの旅を経て最後に気付くわけです。「大事なのは過去を嘆く今ではなく、今を変えようとする未来への意思だ」という名言が妖精の口から出ますが、全ては今からの行動次第じゃね?過去に戻るより、今なにをするかじゃね?と。
だから運命に頼るのもたまにはいいけど、未来だけ見て今を必死に生きてみるのもいいんじゃないかなと、ドラマごときで考え方が少し変わったよというお話です。
(というか、究極の自責思考とか言っておいて、運命に責任を押し付けてんじゃねーよと、自分で思いました。)

4.おわりに

自分は少し達観しすぎというか、冷めている部分があるので、「失敗しても当たり前、成功したら男前」のマインドで生きていきたいものです。
鶴の告白、かっこいいので貼っておきます。

鶴「とにかく行かないでほしいんだよ、お前は俺の憧れなんだよ!!どんなに手を伸ばしても一生手の届かない高嶺の花なんだよ!それは自分でもよーく分かってる。だから頼むから…俺の憧れなんだから
都合のいい女になるんじゃねーよ!泣いてばっかの恋愛なんかするんじゃねーよ!もう見てらんねーんだよ!もうあいつのとこ行かなくていーよ。もう行くな」

鶴の告白

というわけで、運命に責任を押し付けないでスペイン語の勉強に励みたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。

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