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8時ちょうどのあずさ2号

先週からのいろいろ

神保町 試聴室 にて、水晶の詠 ライブ&レコーディング 2days
中山晃子さんをゲストに迎えての2日目は、特に素晴らしかった。
録音は、坂口光央さん。これをどう仕上げるのか、どのようにお届けできるのか、これからバンド内で相談します。お楽しみに!

中野 Sweet Rain にて、小沢咲希、中村海斗とのトリオも素晴らしかった。
8月後半からのハードスケジュールとか、凄まじい移動とか、あれやこれやいろいろ3ヶ月余り。さすがに疲労困憊して演奏中もどこか振り絞っている感じがあって、こりゃヤバいなと思ってたんだけど、少し余裕ができて、素直にまっすぐ音を受け止める気持ちとか、演奏に向かう気力とかが戻ってきた。それもこれも素晴らしい共演者と応援してくださる皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。この日も咲希と海斗にたくさん助けてもらいました。コイツらマジすげぇ。

と言うわけで、終演後に中野寿湯温泉。

翌日は、山下洋輔さん、カルメン・マキさんとリハーサル。この組み合わせをどうまとめるのか、いや、まとめない方が良いのでは・・・
なぜかディレクションの命を受けたこの仕事。全身全霊をあげて取り組んでおります。前回の名古屋公演からさらにバージョンアップしたものをお届け出来ると思います。たくさん宿題をいただいたので、早々に取り掛かります!

と言うわけで、今回の上京日程を終え、伊那に向かって夜走り。SAのレストランもすっかりクリスマス仕様ですね🎄 恒例のひとり打ち上げ。

吉良 intelsat にて、定番になってきた 水谷浩章 [b]、岩月香央梨 [per]、大森菜々 [p] というトリオに ゲスト:Chumakino [vo]
香央梨・菜々・chu、同年代の凄腕3人娘は相性も抜群(だと思ったんだ)演奏も白熱して、終演後も深い時間まで、盛り上がりました。

ライブの後、そのままインテルサットの楽屋に泊めていただき、さて朝風呂にでも行こうか、という時にメールで送られてきた譜面に添えられた「細かい部分は、明日確認できれば…」のメッセージ。あれれれ? 明日? 明日は地元で別のリハーサルが入っていて、このバンドのリハーサルは1週間後では?(とにかく曲が難しいので、今週その予習をしようと思っていた) メールを確認したら、確かにリハーサルは4日と書いてある。なぜか僕が勝手に11日と思い込んで手帳に書いていた。おまけに4日は空いてると思い別のリハーサルを入れているではないか! 急遽、地元のリハーサル日程を動かしていただくことに(本当に申し訳ありません。ありがとうございました)

朝風呂の後、少し時間があるので、インテルサットでウォームアップしてから名古屋でのライブへ向かおうと思っていたのだけれど、送られてきた譜面を大急ぎでさらわねば。とにかく難しい。いや超難曲をこの分量、あと一週間あるじゃん…と舐めていた。全然間に合わない。けど、もうライブへ向かわなければ。

そして名古屋 スキヴィアスにて、chumakino とのduo。追い込まれて妙なテンションになっていたのもあってか、やたら覚醒して、ものすごい面白い即興になった。若い頃は、こう言うプレッシャーからの緊張感と火事場の馬鹿力だけで乗り切っていたものだなぁ。おかげでこのようなものに仕上がってしまった。今からでも遅くない。もっと地道に頑張ろう。

とかなんとか楽しく演奏を終えて、そこから2時間のドライブ。伊那の自宅に戻ったら、まず風呂に入って作戦を立てる。このまま車で東京へ行ってしまうのもありだが、体力的なこと、まだ終わっていない譜読みのことを考えると、明朝の電車で移動したほうが得策と判断。そのまま自宅で譜読みを進めることにする。で気がつくと朝の5時。1時間だけ寝るか。

朝6時半に車で伊那を出発。岡谷駅前のパーキングに駐めて、7:26 発のあずさに乗り込み(車内でまだ読みきれていない譜面をさらうつもりだったが、シートに座った途端に爆睡)新宿から中央線でお茶の水に10時着。リハーサルは11時からだが、乗り継ぎの関係(と言うか あずさ のダイヤ)でこれより遅い列車だと間に合わない。駅前のカフェでサンドイッチとコーヒー。目を覚ましてからスタジオへ。

ものすごく難しいけど、なんとか全曲通った。あとは当日までに細かいところをさらっておきます。
本番は、来週末。バランスの良い、楽しみなバンドです。どこまでも自由に、思うがまま真っ白なキャンバスに描いていくような廣瀬さんのアレンジが風通しよく、とても素敵です。

12月17日(日)荻窪 ベルベットサン
 廣瀬真理子とドリアンな奴ら

 廣瀬真理子(comp)、石川広行(tp)、上運天淳市(sax)、大塚望(vo)
 小金丸慧(gt)、水谷浩章(ba)、秋元修(ds)
 Open 16:15/ Start 17:00 前売り 税込2,700円 (+ドリンク代別) 当日 税込3,000円 (+ドリンク代別)

しかし、ほとんど休憩なし、6時間ぶっ通しのリハーサル。途中、菓子パンを一個食べただけなのでお腹ペコペコだが、先に帰りの列車を調べる。18時のあずさに乗れば21時過ぎには伊那まで戻れるだろう。どこかで食べてから行ったのでは間に合わないかもしれない。駅弁でも買って車内で食べるとするか。お茶の水から中央線快速で新宿へ向かおうとすると「立川で人身事故のため運転見合わせ」とのアナウンス。え? 間に合う? とりあえず各停で新宿へ向かいながら調べると、そうか。立川で快速がストップしてるなら、あずさもアウトじゃん。どうする? 一度落ち着こう。市ヶ谷で降り、ホームのベンチで検索をかける。新宿からバスという手もあるが、おそらくあずさに乗れなかった人たちが雪崩れ込んで、バスタ新宿は大騒ぎになっているに違いない。空席もない可能性がある。電車の経路だと京王線でとにかく西に行って、そこから先を中央線で? これもダイヤが乱れているだろうし、恐ろしく時間もかかる。それ以前にほとんど寝てない上に腹ペコの状態で、フレットレスを背負って、どこまで頑張れるか全く自信がない。完全に気力が萎えて、東京の仕事場へ戻ることにする。肩から楽器をおろしソファーに埋まった途端に30分ほど気絶。空腹で目が覚める。なにか美味いものを食べないと死んでしまう。温かいものがいいな。そういえば昨日、名古屋からの帰りにSAで食べた蕎麦が最悪に不味かったのを思い出した(ツアー戻りからの夜通し譜読みに備えてエネルギー補給が必要だった…) ちゃんとした蕎麦が食べたいぞ!

というわけで、長寿庵の元祖 鴨せいろ。天丼もつけちゃうもんね。(正確には「天丼+ざるそばセット」のオプションで鴨汁追加)

とにかく寝て、起きたら朝9時過ぎ。よく寝た。さて、帰るか。で検索していると、なるほど、あずさの時刻表は、とてもわかりやすい。
新宿発の始発が、7時(あずさ1号)、そのあと 7時半(あずさ3号)、8時(あずさ5号)、そこから1時間毎に 9時(あずさ9号)、10時(あずさ13号)、11時(あづさ17号)… と、21時発の あずさ55号まで続く。

と、ここまで書いて、あの有名な「8時ちょうどの あずさ2号」はどこに? もしかして上り列車? と疑問になり、調べてみた。

Wikipediaには『都会での愛する人との暮らしに終止符を打ち、新しい恋人と新宿駅で特急「あずさ2号」に乗って信州へ旅立とうとするヒロインの複雑な心の内を歌った曲である』と記されている。
2020年のダイヤ改正によりあずさ2号の運転が終了したらしい(かいじ との通し番号になったため)

というわけで、

 11時 ちょうど のぉ〜
   あずさ 17号 でぇ〜🎵

帰ります。

移動と譜読みをリハーサルに間に合わせることだけ考え、フレットレス背負って飛び出してきてしまったが、また数日後に東京だった。コントラバスと車を取りに行くためだけに伊那へ戻る感じになってしまった。
12月はなるべくゆっくり地元中心の生活にするつもりだったけど、まだバタバタは続きそう。(来年は、マジで少し考えよう…)

なわけで、金曜日は稲毛にて、水晶の詠です!

12月8日(金)稲毛 Candy
 水晶の詠
 坂田明( [sax]、栗田妙子 [p]、水谷浩章 [b]
 19:00 open 19:30 start

土曜日は、江古田にて、柳隼一くんのバンド。こうして若い友人たちに誘ってもらえるのはとても嬉しい。オジサンも頑張ります!

12月9日(土)江古田 そるとぴーなつ
 柳隼一 QUARTET
 柳隼一 [p]、津上研太 [sax]、水谷浩章 [b]、塚田陽太 [ds]
 ライヴチャージ 1500円(入れ替え無し)、テーブルチャージ 500円(ナッツ類食べ放題)、ドリンク類 500円~

年末も、楽しくやろう

 あ〜ぁあ〜〜♪

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