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寄り道

昨日 用事を終えた後、寄り道をした。
だいたいほぼ どこに行っても 寄り道をする。

この日も 久しぶりに 屋島神社登ろう、と思った。
 石段を登りきると 見晴らしがいいのだが
ちょっと体力的に 自信が持てなかったので 裏の道から 途中まで行くことにした。

空もいい感じ


裏の坂道 すたすた登れる予定だったのだが… いやまて。これはこれで めちゃきつい…。
こんなに体力落ちてるのか、と思い知らされながら またしんどい時ほど 笑いが込み上げてくるという状況になった。

ひとりで 自らこのしんどい状況を選んでいる自分が可笑しくて仕方がない。
でもさすがに 熱中症も怖いし、と思い 目の前にあった日陰で ひと休みすることにした。

すると、ツクツクボウシがたくさん鳴いている。
姿が見えないんだけど ツクツクボウシの輪唱大合唱だった。
どこにいるんだろう?と よーく見てみるけど 見つけられなくて その間 ツクツクボウシたちの 一生懸命な鳴きっぷりに 耳を集中させていた。

一生懸命な輪唱で 思わず 拍手したくなるほど。

ひと通り 終わると どこからか 「つぎ ぼくー!」って言ってるような鳴く前の力みのひと声があって それが 可愛くて可愛くて 癒されていた。
木の葉の隙間から 涼しい風も吹き抜けていて 夢中になってるうちに 太陽は雲が隠してくれていた。

すっかり わたしの身体は楽になっていた。

いろんな小さなタイミングで こんなに癒されたんだなぁ、と思うと もうその瞬間瞬間が 愛しいのだ。

まだ上はあるけど
この日は これで精一杯。

 ツクツクボウシの輪唱です。よかったら。(煩かったらごめんなさい)


 生きてると いろんなことあるけど きつい時は 視点を少し変えながら ただただ前に進む、ということだけを 淡々とやることが 習慣になってしまいました。

今は 自然なもの達とのタイミングが合うことに感謝しています。
他愛ないことだし 人に話してもわかってもらえないほどの小さなタイミングだったりするけど ちゃんと わたしは 楽になってる。それで充分。
そしたら この嬉しかったタイミングを 楽になった分、困ってる人や苦しい人に 分けてあげたくなる。
人間だけに限らず。

 ランタナが見つめる小路
百日紅

今回は 頑張って 登ったけど
今まで 自分を越えるのが好きで 限界突破ばかりしてきた… んー、ここからは 少し 手前で 一旦 休む、そういうことも 取り入れるといいよ、と ツクツクボウシ達に教えてもらった気がする。

『ここ』って時は 今まで通り 限界突破目指すけど。


そして この日の太陽は なんだか大きく見えるな、と思って なんとなく見ていたら

やはり大きめに見えました
太陽が沈んだ後の山の線が
とても明るいコーラルピンクでした




そして 月もなんだか大きく見える。
今晩の月です。

スマホだと なかなかうまく撮れないけど
クレーターは映ります
もうすぐ満月かな
雲の中に隠れていた月が 顔出してくれました


自然たち、みんないつもありがとう。


ツクツクボウシの鳴き声を真似しようとするのだけど 野鳥などもそうだが どうにも擬音化できない音がある。
「こうかな」「ん?こっちか」などと
くだらないどうでもいいことを 考えているのが好き。
そのおかげで 気づくことは多い。

毎日 それだけでも 目の前の景色が忙しいし たのしいのだ。


明日は何に出会えるだろう。




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