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二級小型船舶操縦士免許取得レポ2~書類の準備~

この記事は時系列的に以下の記事の続きです。
2024/2/23 写真撮影について追記。


前回までのあらすじ

ノリで小型船舶操縦士免許を取得することにした。
冬の間は人気がないために取得費用が安い。
直前割引は通常よりも2万円ほど安く、しかも筆者の今後の予定からして今しかチャンスがなかったので強引にねじ込んだ。
スクールに申し込んだのであとは各種手続きと通学。
住民票を入手したので、写真撮影と身体検査に望む。

写真撮影

条件

身体検査を受けるためには、事前に所定の書式の検査用紙に写真を貼り付けてから病院に渡さないといけないらしい。替え玉を防ぐためか。
その写真も、サイズだけでなく顔が画像のどの範囲にはいっていなければいけないかなどの細かい指定があり、最悪撮り直しを要求さえることもあるらしい。厳しいね。
枚数は、筆者が通うことにしたスクールでは「4枚」。別のスクールでは3枚のところもあった。1枚は身体検査証を提出する前に貼り付けておく。残りの3枚は書類作成で使用。
サイズはパスポートサイズと呼ばれる、「3.5×4.5cm」。普段良く見る履歴書サイズは3×4cmなので、一回り大きい。なんでこんな微妙な違いを。なお、マイナンバーの写真とも同じサイズ。
期限は「6か月以内に撮影されたもの」とのことで、これはよく見るパターン。

いざ、撮影。が。

適当に駅にあるスピード写真ボックスで撮影しようとしたが、いざ撮影する前に料金を払うときにふと気づいた。条件に合う枚数が入っていないメーカーがあった。これは地雷。今後同様の罠に掛からないよう、ぜひ読者諸兄姉は気をつけていただきたい。
枚数4枚で、なおかつ顔の縦幅が27+-2mmなのが指定条件。
なお、料金は2024年2月時点では調べた全メーカーとも1,000円だった。きれいな加工をしてくれるプラン、データでもらえるプランは別料金。

メーカー別簡易レポート:DNPのKi-Re-i

パスポートサイズだと、同じ写真が6枚ついてくるが必要なズーム率のパスポート/マイナンバー用写真が3枚しかもらえない。引き気味の写真は在留カード等用とのこと。筆者に限っては一生いらないズーム率か。
今は4枚欲しいので避けた。本当は大丈夫なのかもしれないけど。

メーカー別簡易レポート:富士フィルムのSma.Face!

天下の富士フィルム。デジカメでも色に拘っている、特に緑の再現性には定評があると聞いている。美しさならこれか?と思ったが、今回の用途では最も使えなかった。
4.5×3.5cmが2枚に5.0×5.0cmが2枚の組み合わせか、4.5×3.5cmが2枚に7.0×5.0cmが2枚の組み合わせ。5.0×5.0cmは司法書士試験などで使うが、7.0cm×5.0cmが謎すぎる。今回欲しいサイズを考えると一番の謎仕様。
なぜこんな組み合わせに。

メーカー別簡易レポート:ME Group JapanのPhoto.Me(肌美人)

富士フィルムの証明写真ボックス事業をME Group Japanが引き継いだとかなんとか。そして、同社は証明写真ボックス事業で世界トップシェアを持つ英国企業であり、日本に初めて証明写真機を導入したのがそこの日本法人だそうな。つまり富士フィルム機はこれから減っていく流れなのか?よくわからん。
さて、こちらはサイズ構成は富士フィルム機とは逆にシンプル。4.5×3.5cmがズーム率が違うが4枚。ただし顔の大きさの個人差があるのでごく微妙なズーム差が2種類。この微妙な機能が、多くの人種を抱える英国の企業って感じ。
規定ズームに微妙に合わないが、結局ここのメーカーの写真にした。
ただ、同社のHPは欲しい情報が探しにくくて嫌。主に設置事業者向けの情報がメインとなっており、サイズ情報は個人のお客様向けディレクトリを掘らないといけなかった。

参考Webサイト

身体検査

受ける場所

船舶操縦士として船長になるためには、各種航行灯を見分けなければならない。また、身体的に問題のない動きができることを医師により証明されなければならない。
ということで、医師による身体検査を受ける必要がある。
とはいっても、どこでも受けられるというわけではない。先日残念ながらコロナにかかってしまったのだが、幸いにもそれによってかかりつけ医を手に入れることができた。そしてそこに問い合わせて検査項目を伝えたところ、対応不可との残念なお知らせを受け取ることとなった。どこでもできるっしょ、なんて楽観視していたところで大きな肩透かし。マジか。
話は前後するが、そのタイミングで受講予定のスクールから確認の電話がかかってきたので、ついでにおすすめの病院を問い合わせてみた。同スクールの卒業生のうち、住所的に近い人がよく使っている病院をいくつか紹介してもらった。ありがたや。そのあたりは前回の記事でも書いたのであとは割愛。
おすすめの病院に電話したところ、予約不要で18:30までに来院すれば受信できるとのことで、さっそく話を進めることとした。

身体検査の内容

なんとか時間をやりくりして、即日身体検査を受診することができた。
来院してすぐに、小型船舶用のマーカーが引かれたカウンセリング用紙の記入と指定書式の検査証明書を渡す。なお、私はこのタイミングで証明写真をカッターで切るという暴挙を行う。他に人がいなくてよかった。
さて、身体検査の時間。検査内容は、視力検査、信号カラーを見分ける色覚検査、聴力、疾病、身体機能の障害の5項目。ただし、まともな検査は前2つ程度。
眼科でよくやる視力検査と、そこでは見慣れない5色の色エリアの色名を答えさせられた。個人的には写真趣味もあって色の識別には自信があり、なんの問題もなくパス。あとは看護師やドクターとの受け答えを経て無事身体検査を終えた。スクールの指定書式の検査証明書は写真の2箇所にドクターの印鑑をつけられた状態で、朱肉も乾く前に返してくれた。スピードありがたい。
最後に代金支払い。自由診療なので結構行くかと覚悟していたけど、筆者が受診したところだと3,630円。思っていたより安い!ありがたい。

書くだけの書類

流れの中では、代金振込を超えて身体検査が一番大きなステップだと感じた。これだけは自分だけで処理しきれないので。
あとはスクールへの入学申込書と、申請に係る業務を海事代理士に委任する委任状は必要事項を記入するだけなので楽々。スクールを受講することで国家試験が免除になるのは本当に気が楽。
ただし、申し込みがギリギリなので、リスクが多少あることに注意が必要。
郵送による事前確認がなく当日持参による提出なので、最悪受講が遅れるかもしれないリスク。多分大丈夫だろうけど。

次回、スクール受講

事前の作業はここまでで完了のはず。あとは法定時数の受講をして、試験を受けて問題なく手続きを進めればいいはず。
note的にはなにかトラブルがあったほうが面白いんだけど、さてどうなるか。
続きもお楽しみいただけると幸いです。

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