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雑多なものの寄せ集めです。古歌の現代語訳や古典作品に関する雑談、創作古語など。
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2019年7月の記事一覧

現代語訳『山家集』(620)

【 原文 】 弓張りの月に外《はづ》れて見し影のやさしかりしはいつか忘れん (620) 【 現代…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(233)

【 原文 】 夏山の夕下風《ゆふしたかぜ》の涼しさに楢《なら》の木陰の立たま憂《う》きかな …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(57)

【 原文 】 誰《たれ》かまた花を尋ねて吉野山苔《こけ》踏み分くる岩つたふらん (57) 【 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(1401)

【 原文 】 並びゐて友を離れぬ小雀《こがら》めの塒《ねぐら》にたのむ椎《しひ》の下枝《し…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(1174)

【 原文 】 沢辺《さはべ》より巣立ち始むる鶴の子は松の枝にや移り初《そ》むらん (1174) …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(878)

【 原文 】 花の香をつらなる袖に吹き染めて悟れと風の散らすなりけり (878) 【 現代語訳 …

たま
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現代語訳『山家集』(873)

【 原文 】 山川のみなぎる水の音聞けば迫《せ》むる命ぞ思い知らるる (873) 【 現代語訳 】 山から流れる川の激しい水音を聞くと、差し迫る寿命を思い知らされる。 ※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。  (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(903)

【 原文 】 濁りたる心の水の少なきに何かは月の影宿るべき (903) 【 現代語訳 】 元より少…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(198)

【 原文 】 五月雨の晴れ間も見えぬ雲路《くもぢ》より山ほととぎす鳴きて過ぐなり (198) …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(1237)

【 原文 】 波の立つ心の水を鎮めつつ咲かん蓮《はちす》を今は待つかな (1237) 【 現代語…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(249)

【 原文 】 夕立の晴るれば月ぞ宿りける玉ゆり据うる蓮《はす》の浮葉《うきは》に (249) …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(1191)

【 原文 】 風吹けば花咲く波の折るたびに桜貝寄る三島江の浦 (1191) 【 現代語訳 】 風が…

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4年前
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現代語訳『山家集』(1215)

【 原文 】 ますらをが爪木《つまぎ》にあけび挿し添へて暮るれば帰る大原の里 (1215) 【 …

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4年前
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現代語訳『山家集』(237)

【 原文 】 旅人の分くる夏野の草しげみ葉末《はずゑ》に菅《すげ》の小笠《をがさ》はづれて (237) 【 現代語訳 】 旅人が分け入る夏の茂った野原では、草の葉先の上に菅《すげ》の小笠が浮かんで見える。 ※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。  (Kindle Unlimited利用可)