現代語訳『山家集』(756)

【 原文 】
さらぬだに世のはかなさを思ふ身に鵺《ぬえ》鳴き渡る曙《あけぼの》の空 (756)

【 現代語訳 】
ただでさえ、この世のはかなさを思い知らされている身なのに、曙《あけぼの》の空に鳴き渡る鵺《ぬえ》(とらつぐみ)の声に無常を感じてしまう。


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