古語訳『桃太郎』

桃太郎殿、桃太郎殿。
御腰に結ひたる黍《きび》団子、一つ奴《やっこ》に譲り給へ。
下さん、下さん。
今々、鬼の征罰《せいばつ》に行き連《つ》るならば下さん。
罷《まか》らん、罷らん。
御身と諸共《もろとも》に何処《いづく》までも冠者《くゎんじゃ》になりて罷らん。

【 原文 】
桃太郎さん 桃太郎さん
お腰につけた きび団子 一つわたしに 下さいな
あげましょう あげましょう
これから鬼の 征伐に ついて行くなら あげましょう
行きましょう 行きましょう
あなたについて 何処までも 家来になって 行きましょう


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たま

古語⇔現代語。「水谷悠歩」の筆名で古典の現代語訳やオリジナル小説を書いています。 http://bit.ly/miztamKindle

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