現代語訳『山家集』(403)

【 原文 】
いとふ世も月澄む秋になりぬればながらへずはと思ひなるかな (403)

【 現代語訳 】
疎ましいこの世ではあるが、月が澄む秋になると、「今日まで生き永らえたから月を見ることができたのだ」と思う。


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