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コロナ収束

ようやくビッグインパクトの時期を脱した。
そんなところだろうか。

「湖に隕石が落下した」
今回の騒動はそんなイメージだ。

落下地点では水面が切り裂かれ、激しいしぶきが上がり大波を起こし、無秩序に乱れ、水中では上下の認識もつかないカオス、何が起きたのか見当もつかない状態。
しだいに落下地点の周辺から現象と状況が把握できてくる。

ひとしきりかき乱された後にその波紋が周囲へと広がってゆく。
落石のサイズが大きければインパクトの混乱は長く、そして波及する範囲も広くなる。
これが巨大であったなら湖の水は一気に干上がったことだろう。

今回の落下地点は…

旅行業界
輸出入業
エンターテインメント
飲食業界…

生活に必要な産業については徐々に元のフォームを取り戻していくのであろうが、贅沢品とも言える海外旅行に関しては未だ先行きの見通しは立たない。

メインのクライアントが旅行業界である弊社も正に落下地点。
私自身も迷走を続けている。


一体何が起きているのか。
誰が何を目的としているのか。

人は何かにつけ理由を探したがる。
何者かのせいにしたがる。

ウィルスが操作されたものである以上、何らかの計画と目的があるに違いない。
武漢で感染が拡大しはじめた頃からのこの騒動に対する違和感は変わらない。

しかしながら全ての現象にはそれを包括する大宇宙の本能が作用しているのだろう。
自然の摂理の元に循環、食物連鎖があり、個体数の増減、順応と進化があるように…。

人の移動が制限され、空が切ないほどに美しい。
今まで見ることのなかった深く燃える日没の空や織りなす水色の雲に、これまでいかに人類が自然を、地球を痛めつけてきたかを窺い知る。
地球がいかに美しい惑星であるかを見せつけられ、感動に涙する。
これまでの人類の残酷な破壊行動にいたたまれなさを感じる。

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迷走を続ける私にできることは、目の前の現象に生きないこと。

自然の中を歩き、木々を、空気を感じ、地球の自転、公転、太陽系の公転に従い宇宙空間を高速移動する己自身を想像し実感する。

ビジネスに打撃を受ける旅行業界という現実も、宇宙空間を高速移動する現実も、共に現実なのだ。

宇宙という大きな現実に生きる自分を意識し始め、シドニーを象徴する美しい鳥、rainbow lorikeet が私を訪ねるようになった。
Noisey minerやcockatoo も来るようになった。

宇宙の現実に生きるとは、全ての生物、事象と共に調和を持ち生きること。
自然の、地球の喜びを感じること。

ウィルスの操作を企てた者が、それをばらまいた者が、この美しい環境の変化を目的としていた訳ではないだろう。
「コロナのおかげで…」
まだ混乱の渦中にある私はそう感じられる段階にない。
しかしながら、いかなる者がいかなる企てをしようと、その本質には宇宙の本能が作用している。

その流れに委ね現象に惑わされることなく生きる。

落下した隕石により湖の静けさがかき乱されようと、その波しぶきは天を貫き宇宙空間に散布することはない。
地球の重力に従い、水しぶきは水面に飲み込まれ、波紋は広がり収まり、時間の経過と共にまた静けさを取り戻すのだ。

困難が大きいほどに学びも大きい。
悩み、苦悩し人としての深みを増すのだろう。
そして混乱から抜け出した時、大切なことを学び、体験できたことに心底ありがたさを感じるのだろう。


いついかなる時も人類如きが抗うことのできない限りなく広がり続ける宇宙という広大な世界がある。
それが我々人類が生きる世界。

己の認識が己の生きる世界を作る。
静かに、大きな流れに自らを委ねる。
目の前のパンデミックという現象に生きるのではなく、大宇宙に生きる人生をコミットした時、己の中でコロナが収束する。


日々の気づきを大切にし、それをできるだけ多くの方とシェアできたら嬉しいと思っています。サポートしていただけるととても励みになります。