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挫折の意味

「自分を正当化しているだけだろう。」
そう言われても否定はできない。


パンデミック勃発以来、今までしてきたことが思い通りにいかず、自分自身を怠惰に感じていた。


悪あがきのように新しいことにチャレンジしようとした矢先の骨折。


完全に休止…。


休め、か…。


腹を括った。


ゆっくりと流れる雲の動きは、歩いていては分からない。
歩みを止め、空を見上げ、じっと雲を見据えて始めて分かる。


雲がどちらへ流れているか…。


人生の大きな流れもそんなもの。


日々の生活に忙殺され、己の目的を見失うことがある。
生きる意味、己の存在意義が分からなくなり心が折れることもある。


人生の意味や目的、大きな流れは、歩みを止め、周囲の動きをじっと観察して分かるもの。


STOP!


運命がそう仕向ける時、それは大きな流れを見据える時。


人生の帰路に立たされた時。


自らの人生を省みる時。


立ち止まり、自らの人生がどこへ向かっているかを見据える時。


人生には立ち止まるべき時がある。


いつもの散歩道。
木々を見下ろす Tree Top Walk。

橋の中ほどで立ち止まり、見下ろせば、そよ風にふかれかすかに揺れる木の葉が見える。

木々の間を抜け戯れる鳥たちが見える。
眼下に広がる樹林のかすかな動きが見えてくる。

立ち止まり見えるものは「大きな流れ」と「小さな動き」

いずれも日頃動き続けていては見えないもの。

物事がうまくいかなくなった時、焦りもがくことだろう。
動けぬ自分に苛立つだろう。
焦ることはない。
人生には立ち止まるべき時がある。


速い潮の流れに捉われ溺れそうになったようなもの。
焦り、流れに逆らい泳ぎ続ければ、やがて力尽き深い水底へと沈むことだろう。
脱力し、流れに身を任せた時にその流れから抜け出す方法が見つかる。


垂直に抜けるか、あるいは流れの行き着く先まで流されるか。


遥か沖へ流されても、溺れて沈むよりはずっと良い。


今までとは違った風景が見えるだけ。


新天地を楽しめば良い。
またゆっくり泳ぎ始めれば良い。


人生には立ち止まるべき時がある。
そうしなければ見えないものがあるから…。

「大きな流れ」と「小さな動き」

日々の気づきを大切にし、それをできるだけ多くの方とシェアできたら嬉しいと思っています。サポートしていただけるととても励みになります。