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ため息俳句  春の草

 森林公園を歩いてきた。

 木々は芽吹きは未だ堅く、枝越しに春の青空がひろがる。
 
 それでも、足元には花が咲き出していた。
 四季折々に季節の到来を知らせてくれる野の花として、自分としては春を告げる菫を先ずあげたい。
 その菫の花の一株に、出会えたのだ。
 とはいえ、徒歩では立ち入れないサイクリングロードの縁石脇であったので、ゆっくり対面できなかった。ちゃっちゃと、写した一枚である。
 この春の初菫であった。

スミレ

いろいろと憂けれど今日の菫かな  空茶


 野草コースでは、こうした花が。
 どれも小さな花である。

セツブンソウ
キクザキイチゲ
オオスミソウ


我も人春草の花屈み見し