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ため息俳句 十二月の向日葵

あの「向日葵その後」のその後である。


今日は12月7日、先に二回紹介した向日葵は、健在である。
とは言え、大分疲労困憊という感じもあるのだが、それでも新たに蕾をこじ開けるごとく花を咲かせる。

この間、霜が降りて、幾夜か冷たい時雨もあった。
が、踏ん張っている。
今日も、午後から北西より木枯らしが吹いた。
枯葉がどこからか吹き飛ばされてくる。
だが、立つことをやめない、支柱にすがっているわけでもなさそうだ。
そうはいっても、先に咲いた花は霜枯れてぼろぼろだ。

通りの端のこんな場所であると、散歩する犬のおしっこうんちの跡、向日葵の根方にもに。

路傍にて向日葵咲くや十二月


冬の日をしゃ黄金色こがねいろ向日葵ぞ


人目につくのだ、散歩する人の中には心にかけてくれる方もいるらしい、ご近所の人が伝えてくれた。犬の粗相の跡も、飼い主さんが足を止めるからだとか。