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ため息俳句 秋の蚊と秋茜とひぐらし

子規の「俳諧大要」は、俳句の入門段階のもの向けた解説書である。
そこで、初学者の心構えの一番始めにこうある

一、俳句をものせんと思はば思ふままをものすべし。巧を求むる莫なかれ、拙を蔽おおふ莫れ、他人に恥かしがる莫れ。

と、おっしゃっている。自分は単純なおつむであるので、ことば通りうけとれば、こんなに励まされることばはないので、時々思い出すことにしている。

明日からは雨の予報。

 
秋の蚊や月の光に吹かれけり

秋の蚊が朱肉の壺のしに居り

秋茜あきあかね火の見やぐらのあたりより

日暮や惚れた女のふくらはぎ

ひぐらしと寡婦かふ多き村通り過ぐ