第二の人生の可能性はセルフマネジメントの中で

スキルアップの一環として、今年は2つの資格取得を目指しています。
1つ目は10月に受講予定の「LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎(レゴシリアスプレイ)」のファシリテーター資格。
2つ目が、今回取り上げる「准認定ファンドレイザー」の資格です。

「ファンドレイザー」とは、NPOなどの非営利団体が活動資金を集めることを「ファンドレイジング」といい、それを担う専門職のことを指します。
動画を見てもらうとわかりやすいと思います。

「准認定ファンドレイザー」の資格を目指そうと思ったきっかけは、ある県社協で研修をさせていただいた時、事務局担当者とお名刺交換をさせていただき、その名刺に「准認定ファンドレイザー」という資格名と「cfr」のロゴマークがあったのです。
興味本位で「准認定ファンドレイザーって何ですか?」っと尋ねてみると、「県社協は皆さんからの会員費や寄付で運営していますが、何をしている団体かいまいち社会に浸透していない。ファンドレイジングの手法を用いて、情報発信していきたい」的なことをおっしゃっていて、それって県社協でだけではなく、多くの社会福祉法人でも活かせる経営改善のアプローチじゃないかと思い立ち、資格取得に向けてすぐに動き出したことを覚えています。

私は福祉経営に特化した経営コンサルタントという仕事をしています。
そのため、同僚の中には社会保険労務士中小企業診断士の国家資格を取得している方や資格取得を目指して勉強している方がいます。
「凄いな。自分もいつかは社労士資格目指そうかなぁ」とテキストと問題集は以前購入したのですが、どうも自分のキャリア形成において、優先度が高くないというか、もっとワクドキする資格やキャリアアップはないかと思ってしまうのです(自身のキャリア形成の方向性が定まりきっていないとも言えますが…)。
これまでの資格の変遷を辿ると、その紆余曲折ぶりとその当時の自分自身の興味・関心を振り返ることができます(苦笑)。

【学生時代】
2004年:福祉住環境コーディネーター2級
2007年:福祉用具相談員
(バリアフリーやユニバーサルデザインを専攻)
【社会人時代】
2008年:ヘルパー2級
(介護職として必要)
2010年:東京都福祉サービス第三者評価者
(転職後、業務で必要)
2011年:インテリアコーディネーター
(住宅改修の知識を深めるためと思って取得しましたが、転職後のため、業務で使用したことはありません…)
2018年:社会福祉士
(社会福祉全般を体系的に学ぶため)
2019年:准認定ファンドレイザー
    LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎ファシリテーター(取得予定)

インテリアコーディネーターから社会福祉士までの間が空いているのは、日々の業務に忙殺されて資格どころではなかったのです…。
こうしたセルフマネジメントの賜物により、この度、「准認定ファンドレイザー」にたどり着いたというわけです。

ピータードラッガーは、セルフマネジメントの5つのステップを提唱しています。

(1)自らの強みを明らかにする
強みを生かすことで、効果的に仕事をこなせます。
強みとは、自身が得意とするパターンや、他の人よりも優れている点です。
スキルアップをすると、強みも増えていくため、より多くの仕事を任せられるようになります。

(2)自らの仕事の仕方を明らかにする
自身がどのように仕事をすると仕事の量質ともに優れているかを把握します。
そのために自身が得意とする仕事の方法を探してくみてください。
得意な方法で仕事をすると、結果が伴う確率が高くなります。

(3)自らが価値ありとするものを明らかにする

自身が一体どういった仕事に興味があるのかを理解しておくことは重要です。
興味のないことよりも、興味関心のある物事の方が達成確率が高いからです。
これを理解しておくことは、次のキャリア選択にも役立ちます。

(4)仕事上の人との関係に責任を持つ

組織で働いている以上は、セルフマネジマントによって、組織の関係性も良くしたいものです。
そのためには成果を上げることを前提として、人間関係を生産的にすることをセルフマネジメントの役割と考える必要があります。

(5)第二の人生の可能性を増大させる

セルフマネジメントをし、仕事で結果を出したとしても、人間である以上はいつかは飽きが到来します。
そのときに新しいキャリアに進むために、準備をしている必要があります。
この準備は、次のキャリアに生かすためのセルフマネジメントなのです。

(「セルフマネジメントを駆使する!ドラッガーが提唱する5つの方法」より)

5つの中で特に私が大事にしているのが、「(5)第二の人生の可能性を増大させる」こと。
別に転職することが第二の人生ではなく、たとえ同じ仕事であっても、自分自身の視野を広げ続けられるかという意味で捉えています。
介護職から現職に転職したきっかけの一つに、資格ありきのキャリア形成やキャリアアップ(ヘルパー2級→介護福祉士→ケアマネジャー→?)が自分自身で嫌だったということも理由にあります。

今回取得できた「准認定ファンドレイザー」、10月に取得予定の「LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎(レゴシリアスプレイ)」のファシリテーター資格をそれぞれ別々に生かすのではなく、①社会福祉の専門家として(「社会福祉士」)、②社会福祉法人やNPOの理念やミッションに共感できる市民を増やし、つなぎ(「准認定ファンドレイザー」)、③経営戦略立案やデジタル化により具現化する(形にする)(「LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎」ファシリテーター)ために、①②③の相乗効果を持って社会に貢献していきたいと考えています。
まだまだ手探り状態ですが、いろいろな方と出会い、「こいつ面白いこと考えてるな」「こいつと仕事したら面白いことができるんちゃうか?」と思っていただく中から、いろいろな可能性を見出していきたいと思っています。
note、Twitter、FBなどで繋がってくださっているみなさま、これからもご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

管理人

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?