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祝祭喜歌劇「CASANOVA」

宝塚歌劇団 花組公演 祝祭喜歌劇「CASANOVA」を観に行って、更にDVD購入して観た感想など語ってみる。先に申し上げておくが、私はヅカヲタなるものではない。もっと言えば、人生初の宝塚鑑賞である。宝塚は正直ミリしらレベルなので、認識誤り等については広い心でお許し頂きたい。一応これを書く前にちょっと調べたりしたから。

きっかけはやっぱり大好きな人

DAZZLEの長谷川達也氏がCASANOVAに振付家とてご参加される。それを観て思ったのだ。「私の好きな世界と誰もが認める美しい世界が融合すれば、世界一美しいものが観られるに違いない!」と。事実、結果から言うとあの日あの場で悲鳴を上げなかった自分を本気で誉めてやりたい程に素晴らしいものを観ることが出来た。

ストーリーは実在の人物「ジャコモ・カサノヴァ」を題材にしたオリジナルストーリー。

【ストーリー】
数々の女性と浮名を流し、ヴェネツィアの風紀を乱した罪で「鉛屋根の監獄」に投獄されたカサノヴァは周到な計画を立て、見事脱獄を果たす!!……折しもヴェネツィアはカーニヴァルの日を迎えている。その人混みに乗じて逃亡を試みるものの、脱獄したカサノヴァがカーニヴァルに紛れている事に気がついた街の女達がこぞって彼を助けようとしたばかりに、かえって大騒動となる!!……その最中、カサノヴァは一人の女性と出会う。修道院での行儀見習いを終えたばかりというヴェネツィア総督の姪、ベアトリーチェ。彼女との出会いが、カサノヴァの運命を大きく揺り動かして行く。
理想の愛を求め、彷徨い続けるカサノヴァが最後に辿り着くところとは……
水上都市ヴェネツィアを舞台に、カサノヴァの新たな冒険が今、幕を開ける……!!
(出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2019/casanova/index.html )

コミカルに進むシーンもあれば、圧倒的絶望感を叩きつけられるシーンもあり、話のテンポもとてもスムーズである為、あんな大きなステージを見ていたのにまるで大スクリーンで映画を見ている気分だった。さすがは100年以上続く日本最大手劇団である。

遠くからでもわかる、愛おしい世界

個人的に最も好きなシーンは、S11「コンデュルメル夫人の実験室」。(勿論、)振付担当は長谷川氏である。このシーンこそ、DAZZLEと宝塚の美しさを完璧に融合したシーンだと感じた。DAZZLEと言えばダークな雰囲気の舞台作品が多く、その独特の世界観とコンデュルメル夫人のイメージが見事にマッチした。DAZZLEでよく見る振付も見ることが出来、本当、あの、悲鳴上げなかったことを褒めたい(2回目)

何よりすごいのは、このコンデュルメル夫人役をされている女性、実は普段は男役なのである。宝塚のシステムについてはあまり詳しくないのだが、時々あるのだそう。ただし割とレアケースだと聞く。男役と娘役では所作や声の出し方なども異なるので、一朝一夕で出来るものではない…とコメントされているファンの方がいらっしゃった。まさにその通りだと思います…。娘役と男役で発声方法が全然異なるのは素人が聞いてもわかる。

というかそれ以上に男役の人ってイケメン枠なんだと思ってたんだけどこんな妖艶な美女が演じられるのかよという感動の方が大きかったんだけども。当たり前だが私はこれが宝塚初見である。完全に娘役だと信じていた。…後々知ってめっちゃびっくりしましたとも。

僅かに残る”謎”

ここから完全にネタバレ。…とは言えもう公演終了しDVDも発売しているものなので大目に見て頂きたい。そして純粋な宝塚ファンには若干怒られそうな感想なので、本気で広い心で見て頂きたい次第…。

この話は貴族・一般市民の恋模様が描かれる。貴族は「結婚しても恋は出来る」、一般市民は「恋をして結婚する」というもの。貴族は誰かと結ばれていても自由に恋をすることは普通のことだとしている。

序盤で誘拐されたゾルチ夫人という女性、中盤で商人コンスタンティーノに色々あって見初められ、エンディングでコンスタンティーノに「このご婦人を連れて国に帰ります」と連れて帰られることになるのだが…ちょっと待て。

…ゾルチ”夫人”という事は、結婚しているという事なはずである。連れて帰る事について誰も指摘しないのか。夫はなにやってるんだ。夫も他所の女に現抜かしているという事なのか。連れて帰ったら今度彼女は「コンスタンティーノ夫人」になるのか?え、貴族からブルジョワに転落するじゃん。それで良いのか?なんで誰も突っ込まないの??

「気付けば一面に恋の花が咲いている」じゃないですよ猊下ァ!!
(※十中八九これ気になってるの私だけなので深く考えずに観て貰って良いんだと思う…)

宝塚ファンの皆様申し訳ありませんでした。CASANOVAはDVD買う程大好きな作品なので許してください。…凄い不本意な終わり方したな。

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みずほ

Programmer,System engineer /『好き』を語る人でありたい。『何故?』を考え続ける哲学者擬。感性だけはいつも自由に/毎日22時~22時半の間にnote更新/シロクマと白ウサギが好きです。

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