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副作用に悩まされて。

これをお読みの皆様、こんな話が過去にTwitterで大変大きな話題を呼んだことをご存知だろうか。

今から丁度2年程前の話だ。彼女のツイートがキッカケで「音楽関係者が気を付けなければならない薬がある」と言う情報が世間に広まる様になった。それでもまだまだご存知でない方も圧倒的多数の様で、未だにこの薬で「耳がおかしくなった」と嘆かれる方も多い様だ。

フラベリック錠20㎎もとい「ベンプロペリンリン酸塩」にそういう効果があるらしいとのこと。ただ、他にも同様の効果を持っている薬があった。

一般名:カルバマゼピン
テグレトール錠100mg/テグレトール錠200mg/テグレトール細粒50%
カルバマゼピン錠100mg「アメル」/カルバマゼピン錠200mg「アメル」/カルバマゼピン細粒50%「アメル」
カルバマゼピン錠100mg「フジナガ」/カルバマゼピン錠200mg「フジナガ」/カルバマゼピン細粒50%「フジナガ」
一般名:プロカテロール塩酸塩水和物
メプチンエアー10μg吸入100回
メプチンキッドエアー5μg吸入100回
メプチンスイングヘラー10μg吸入100回
メプチン吸入液0.01%/メプチン吸入液ユニット0.3mL/メプチン吸入液ユニット0.5mL
一般名:ビンデシン硫酸塩
注射用フィルデシン1mg/注射用フィルデシン3mg

…実はこの中に私の喘息発作用の薬の名前が書かれていた。

事前に申し上げておくと、私は音楽関係の仕事は一切していないし、趣味でやっていることもない。絶対音感を持っている訳でもなく、極々普通の一般人だ。そんな私にこんな問題が発生した。

「聞きなれた曲の音が半音ずれて聞こえる」と言う事態が発生した。

出勤前に頓服を入れて、いつもの曲を掛けると音程がおかしい。勘違いだろうか?と思うレベルの誤差ではあるのだが、でも脳内に記憶として残っている音程と違う曲が流れてくる。僅かな違和感は数曲続いた。大好きな1曲が掛かった瞬間に単なる違和感が確信に変わった。やっぱり自分の耳がおかしいのだ、と。

その場でネットで調べてみたら「なんだい知らなかったのかい?」とでも言わんばかりに掛かれる同名の薬剤名…。ただ、発生確率がかなり低く気付きにくいレベルの副作用とのことで、あまり明記されていないとのこと。

舞台鑑賞が好きで、日常的に音楽を聴くことをしている私にとっては大打撃の問題だった。音楽関係者なら尚更恐怖しかないだろう。だって、いつもの曲の筈なのにいつもの音で流れてこないのだ。正しい音程で聞こえてこない。楽しみにしているものが「皆と同じ音で聞こえない」と言う事実に悲しさと恐ろしさが重なって仕方ない。

幸いにも、その時は1時間程度で症状は回復した。まだ頓服を入れ始めてから1週間以内だったので、そこまで副作用症状が蓄積されていなかったという事だろう。それでも今後を考えると恐ろしすぎる。

何でよりによっていくつもある頓服からこれを選んだかな…と少し恨み節。とは言え発作用の薬なのだから、無ければ辛いのは私の方だ。致し方なし…だが、薬を変えてもらえないか交渉はしてみようと思う…。

音楽関係者の方とは言え、喘息が発症しない可能性は0ではない。喉に関する薬はどうにも副作用で耳に来ることがある様なので、それぞれの副作用についてはよくよくご確認された方が良いだろう。十分お気を付けを。

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